今週は番組の「お宝映像」から、ディズニーの名曲を集めてお届けしました。出演はダイアモンド☆ユカイさん、高嶋ちさ子さん、山崎育三郎さん、Toshlさん、May J.さん他。豪華メンバーがずらりと並びました。こうして聴くと、あらためてディズニーの音楽は名曲ぞろいだと感じますね。
映画「トイ・ストーリー」の「君はともだち」を書いたのは、シンガーソングライターのランディ・ニューマン。1995年の「トイ・ストーリー」で初めてアニメーション映画のために曲を書きました。「君はともだち」は、わずか1日で書き上げられたといいますが、曲は「トイ・ストーリー」を象徴する曲になりました。
映画「アラジン」と実写版「美女と野獣」の作曲者はアラン・メンケン。「ディズニー・ルネサンス」と呼ばれる1990年代の隆盛を支えた立役者のひとりです。アラン・メンケンはブロードウェイ・ミュージカルの語法をアニメーション映画に持ち込んで、大きな成功をもたらしました。「ホール・ニュー・ワールド」や「美女と野獣」は、単なる挿入歌ではなく、歌そのものがドラマを進める役割を担う点で、まさにミュージカル的です。
今回は実写版「美女と野獣」から2曲が選ばれていますが、山崎育三郎さんが歌った「ひそかな夢」は2017年の実写版のために新たに作曲された曲です。一方、Toshlさんが歌った「美女と野獣」は1991年のアニメーション版から使われる名曲。同じアラン・メンケンが四半世紀以上を隔てて、同じ物語のために曲を書いているのです。
映画「アナと雪の女王」の「レット・イット・ゴー〜ありのままで〜」の作詞・作曲はクリステン・アンダーソン=ロペスとロバート・ロペス。メンケンらが築いたディズニー・ミュージカルの伝統を受け継ぎ、現代へと発展させてきた次の世代のソングライター夫妻です。エルサの自己解放に至る心情がドラマティックに表現されていて、現代のディズニーらしい一曲だと感じます。
飯尾洋一(音楽ジャーナリスト)

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