オーケストラと共演する夢をかなえる「夢響」が今年も開催されます。今回はそのオーディション編。オーディションには書類選考を通過した約60名が参加しました。審査員を務めたのはチェリストの宮田大さんと指揮者の田中祐子さん。最終審査の結果、オーケストラと共演する8名が選出されました。
ヴァイオリンの日置駿さんは「芸術に中断はない」という言葉に触発されて、会社員生活のかたわら音楽活動を再開。音楽に対する情熱が伝わってきました。
ピアノの髙田道子さんは、オーケストラと共演する長年の夢を、モーツァルトのピアノ協奏曲第23番でかなえます。味わい深いソロを聴かせてくれましたが、オーケストラと共演することでどうなるのか、楽しみです。
ヴァイオリンの遠藤陽太さんは、世界一のヴァイオリニストを目指す小学生。その第一歩が夢響でのソリストデビューだと言います。頼もしいですね。
ハープを演奏してくれたのは、小学生の高井なな美さん。お弁当箱に人魚がハープを弾く絵が描いてあったことが、ハープを始めたきっかけだという素敵なエピソードを紹介してくれました。
ヴァイオリンの菊地結大さんも小学生。マロ先生(元NHK交響楽団コンサートマスターの篠崎史紀さん)のようなカッコいいコンサートマスターになりたいと話してくれました。小学生にして、すでにスター性が感じられます。
オーボエの加茂宏治さんはボディビルダー。筋肉とオーボエという組合せがインパクト抜群です。とても甘美な音色を聴かせてくれました。
ピアノの広瀬冬悟さんは小学生。ピアノを弾くだけではなく、自分で作曲した曲をピアノ協奏曲にして、世界中のみんなに聴かせたいという大きな夢の持ち主です。
声楽の川田雄輝さんは、まだ音楽を始めて3年目。若くして亡くなったオペラ歌手の兄が、なぜそこまで音楽を愛したのかを知るために声楽を始めたといいます。
いよいよ来週はオーケストラとの共演が待っています。夢の実現まで、あと一歩です!
飯尾洋一(音楽ジャーナリスト)

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