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良子と幹二のおしゃべり音楽会

投稿日:2018年11月17日 10:30

昨年デビュー50周年を迎え、今なお精力的な活動を続ける森山良子さん。伸びやかな声がすばらしかったですよね。今回は「良子と幹二のおしゃべり音楽会」と題して、トークと音楽の両方をお楽しみいただきました。
 最初の「星に願いを」では、小さなオルゴールを持って登場、このオルゴールの伴奏に導かれて森山さんと石丸さんがデュエットするという趣向でした。コンサートホールの広大な空間に、オルゴールのみの伴奏でふたりの声が響く。これはとても新鮮な体験です。
 「私のお気に入り」はミュージカル「サウンド・オブ・ミュージック」の名曲。間奏で良子さんと指揮者の原田慶太楼さんがふたりで踊り出して、びっくり。「まるで踊るような指揮」を見ることはよくありますが、本当に踊る指揮者を目にする機会はめったにありません。原田慶太楼さんはアメリカを拠点とする新進気鋭の指揮者で、あちこちのオーケストラから引く手あまたの人気ぶり。ダンスも板についています。
 「タイム・トゥ・セイ・グッバイ」は石丸さんとのデュエット。いつもは日本語歌唱の石丸さんですが、今回は良子さんとともに原語で歌ってくれました。ふたりの息がぴったり合っていましたよね。それにしても良子さんの発声は驚異的です。最後の高音がスーッと無理なく伸びてゆく様子は爽快の一語。
 「聖者の行進」は、名ジャズ・プレイヤーたちへのリスペクトにあふれた前田憲男さんの編曲。良子さんのエネルギッシュな歌に、石丸さんがこの日のために購入したというテナーサックスや、有田純弘さんのバンジョー、オーケストラのメンバーたちのソロが加わって、ゴージャスなパフォーマンスがくりひろげられました。ルイ・アームストロング風のトランペット、ベニー・グッドマン風のクラリネットといったように次々と名プレイヤーたちの名前が登場します。こういった趣向はおもしろいですね。客席の興奮は最高潮に達しました。

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この回を見てから、なんとかもう一度見たいと、ユーチューブなど探したけど叶わなかった。本当に素晴らしかったです。

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