月別アーカイブ

  • mixiチェック

ちたUMEブラス②夏合宿編

投稿日:2025年11月22日 10:54

 今週は先週に引き続きまして、愛知県知多市で活動する小中学生によるによる金管アンサンブル「ちたUMEブラス」の奮闘ぶりをお伝えいたしました。今回もサクソフォン奏者上野耕平さんが率いる PANDA Wind Orchestra が全力でサポート。本番2か月前の夏合宿に上野耕平さんといっしょにトランペットの中嶋尚也さん、トロンボーンの松永遼さん、ユーフォニアムの佐藤采香さん、テューバの芝宏輔さんが乗り込みます。
 演奏曲はMrs. GREEN APPLEの「ライラック」。子どもたちは楽器ごとに分かれてパート練習に取り組みます。とても示唆に富んだ練習風景で、プロの奏者はこんなふうに教えてくれるのかという感慨がありました。トランペット・コルネットのパート練習ではタンギングについて、さらには客席に向かって吹く大切さが教えられます。ユーフォニアム・テューバのパート練習では「体を通り抜けていく風をイメージ」して吹くというアドバイスがありました。佐藤さんの「風に色を付ける感じ」という表現がおもしろかったですね。トロンボーン・ホルンのパート練習では、「ミスを気にしない」というアドバイスも。ここでも息をしっかり入れる練習が行われました。
 上野さんによる全体練習では、「音には一個一個必ず色がある」というお話がありました。そして、だんだん前のめりになってくる子どもたちに、リズムとテンポをキープするように求めます。子どもたちはとても素直に先生たちの教えを吸収して上達します。上野さんも疲れたと言いつつも、しっかりとした手ごたえを感じているようでした。
 ところが、夏合宿から3週間後に第4回のレッスンを行ってみると、前回はできていたことができていません。こうなったら先に進むのではなく、もう一度、前回の復習です。子どもたちは少し不安げな表情を浮かべていましたが、さて、本番はどんな演奏になるのでしょうか。粘り強い練習が実を結びますように!

飯尾洋一(音楽ジャーナリスト)

  • mixiチェック

コメント

今日の放送見ました。
今までとは違う音色に瞳をキラキラさせる子もいたりして、本番もっとドキドキわくわくできるといいねと願ってしまいます。
レッスンの間に週一でも確認レッスンはされていたのかな?と気になりました。

コメントはこちらからどうぞ

ニックネーム
コメント

※必ず注意事項をお読みの上、送信して下さい。

フォトギャラリー

フォトギャラリーを詳しく見る≫