知っているようで知らないのがハーモニカの世界。今週は山下伶さん、NATSUKOさん、寺澤ひろみさん、KOHさんの4人のハーモニカ奏者をお招きして、ハーモニカの魅力や仕組みについて語っていただきました。
ハーモニカの種類は大きく分けると、ブルースハープ、クロマチックハーモニカ、複音ハーモニカの3種類。一般に私たちがハーモニカと聞いて、まっさきに連想するのがブルースハープでしょう。ドレミファソラシド……という全音階を出すことができます。ある世代までの方は、小学校の授業でこれに近いタイプのハーモニカを習ったのではないでしょうか。今では教育用楽器としての地位をすっかり鍵盤ハーモニカに奪われてしまいましたが……。
このタイプのハーモニカではドレミファソラシドを鳴らせても、その間にある半音は出せません。ということは、決まったキーの曲しか吹けないのではないか。そんな疑問がわきますが、NATSUKOさんの楽器ケースには、ハーモニカがずらりと12本、並んでいました。なるほど、1オクターブには12の音がありますから、12種類の異なるキーの楽器を持っていれば、どんなキーの曲にも対応できます。
NATSUKOさんがおっしゃっていた言葉で印象的だったのは「イナたい音」。この言葉、ご存じでしたか。初耳だったのですが、枯れた音、ブルージーな音を指すのだとか。どういう語源なんでしょう? 「田舎」から派生してできた言葉なんでしょうか。
寺澤ひろみさんが複音ハーモニカを駆使して演奏してくれたのはソル作曲のモーツァルトの「魔笛」の主題による変奏曲。本来はギター独奏曲として知られた名曲です。複数の楽器を重ねて持って、上下にスライドさせながら楽器を替える奏法が披露されました。しかも、曲の途中で楽器を持ち替えて、都合9本もの楽器を使用しています。鮮やかなテクニックでした。
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ハーモニカ女子たちの休日
投稿日:2019年09月07日 10:30
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