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オーケストラと夢をかなえる音楽会~夢響 後編

投稿日:2018年10月27日 10:30

3週にわたってお届けしたオーケストラと共演する夢をかなえる視聴者参加企画「夢響」。今回はオーディションで選ばれた10組による「夢のコンサート」の後編をお届けいたしました。前編に続いて、今回も驚きの連続です。みなさん、リハーサルなしで本物のオーケストラと共演しているのに、どうしてあんなにリラックスして力を発揮できてしまうんでしょうか。実際には緊張しているのかもしれませんが、それを感じさせない堂々たる演奏ぶりに目を見張ります。
 最初に登場したのは小学3年生の伊藤茉央さん。かわいらしいドレス姿に癒されますが、話しぶりがあまりにしっかりしていてびっくり。演奏も軽快で、本当に楽しそうでしたね。
 白樫真由美さんは難曲として知られる「魔笛」の「夜の女王のアリア」に挑戦。コロラトゥーラという高音の技巧が求められる曲で、もう信じられないような快挙です。一瞬、コンサートホールにオペラ劇場の興奮が満たされました。
 飯島香織さんはまさに草笛の伝道師。草笛とオーケストラの共演なんて、想像もつきませんでした。曲はオランダの作曲家ヤコブ・ファン・エイクの「イギリスのナイチンゲール」。リコーダーでよく演奏される古楽の人気曲ですが、同じ笛でもまさか草笛で演奏するとは!
 的場悟史さんはサクソフォンで真島俊夫作曲の「シーガル」を演奏してくれました。心にしみる情感豊かな演奏で、みずみずしい音色もとても印象に残りました。余韻を味わいたくなる演奏といいましょうか。
 ウェーバーのファゴット協奏曲を吹いたのは、高校2年生の松本拓也さん。さわやかにファゴットの魅力を伝えてくれました。楽器のすばらしさを知ってもらいたいという「ファゴット愛」に感服します。演奏も実に見事。音楽の喜びにあふれたウェーバーでしたよね。
 みなさんの音楽にかける情熱に胸が熱くなりました。

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