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新しい民謡の音楽会

投稿日:2017年09月24日 09:30

日本の民謡って、なんだかカッコいいと思いませんか。今回の「新しい民謡の音楽会」では、現代版にアップデイトされた日本の民謡の数々をお楽しみいただきました。
 民謡とは「民衆の日常生活のなかから自然に生まれ、民衆のあいだで長く歌いつがれ、その土地の人々の生活感情を反映した歌謡」のこと(「新編 音楽中辞典」より)。普段、民謡にまったくなじみのない方であっても、日本人ならだれしも聴けば懐かしさを感じる。民謡にはそんな普遍的な力強さがあると思います。
 クラシック音楽の歴史のなかでも民謡は大きな役割を果たしています。とりわけ20世紀前半には、バルトークやコダーイ、ストラヴィンスキーなど、多くの作曲家たちが自作に民謡を取り込んでいます。民謡の再発見が新たな音楽語法の開拓につながったといってもよいでしょう。
 日本でも多くの作曲家たちが民謡を創作力の源としています。たとえば、オーケストラ曲でもっとも有名な例は、外山雄三作曲の「管弦楽のためのラプソディ」。八木節や炭坑節が用いられ、日本の楽団が海外公演をする際に盛んに演奏されています。
 本日の一曲目、三善晃作曲「五つの日本民謡」の「ソーラン節」は、混声合唱のために書かれた作品です。民謡の編曲ではありますが、編曲を超えたオリジナル作品といってもおかしくないでしょう。モダンな作風にもかかわらず、民謡の持つ根源的なパワーは失われていません。
 「日本全国人気民謡メドレー」と「東京音頭」では、合唱と吹奏楽という組合せで、民謡がさまざまなスタイルでアレンジされていました。サンバなど外国のリズムも取り入れたハイブリッド民謡とでもいいましょうか。楽しかったですよね。合唱と吹奏楽が共演するレパートリーとしての可能性も感じさせてくれました。

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コメント

日本民謡を元にした合唱曲は沢山ありますよね。勉強になりました。

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