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レーピンの音楽会

投稿日:2017年07月02日 09:30

世に「神童」と呼ばれた音楽家は数多くいますが、そのなかでも別格の存在を挙げるとすれば、ヴァイオリンならワディム・レーピン、ピアノならエフゲニー・キーシンではないでしょうか。ともにロシアの出身で、少年時代より国際的な注目を浴び、そのまま順調にキャリアを積み上げて、現在は成熟した大人の音楽家としてトップレベルで活躍しています。
 本日の「レーピンの音楽会」では、そんな名ヴァイオリニストの魅力をお伝えいたしました。演奏のすばらしさはもちろんのこと、ジェントルマンな人柄に魅了されたという方も少なくないのでは? 子供の頃から天才と騒がれていたにもかかわらず、尊大なところが微塵もなく、しかも奥様であるザハーロワさんへの眼差しがなんともやさしいんですよね。
 ザハーロワさんはあのボリショイ・バレエ団のプリンシパル。収録時には、会場に姿を現しただけで、客席がどよめきました。姿勢の美しさからすでにオーラが発せられているといいますか、場の雰囲気ががらりと変わってしまいます。先日、ボリショイ・バレエ団が来日公演を行なった際に安倍首相を表敬訪問している様子がニュースになりましたが、夫婦そろって世界最高峰のアーティストというのがすごいですよね。
 今回はサン=サーンスの「白鳥」を本来のチェロではなくヴァイオリン版で聴きました。この曲はバレエの世界では「瀕死の白鳥」の名で呼ばれる有名な演目で用いられています。ザハーロワさんとレーピンさんはこの演目でたびたび共演しています。
 レーピンさんは故郷のノヴォシビルスクで、「トランス・シベリア芸術祭」の芸術監督を務めています。この名称は芸術を東西の架け橋にしたいという思いを込めたもの。昨年に続き今年日本でも9月に「トランス・シベリア芸術祭in Japan」が開催され、レーピン夫妻が共演します。日頃それぞれに世界中を飛び回る芸術家夫妻にとって、同じ舞台での共演はこの上なく大切な機会であるにちがいありません。

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コメント

この10月から、放送時間が土曜朝10時に変更なんですってね?私の地元でも、同じ日の同じ時間帯ならいいんですけど…!!(゜ロ゜ノ)ノΣ(゜Д゜)\(゜ロ\)(/ロ゜)/
長年続いてるようですけど、これからもがんばって下さい‼️

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