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巨匠VS吹奏楽部の音楽会2018

投稿日:2018年09月22日 10:30

日本を代表するトップ・ミュージシャンたちと名門吹奏楽部が共演する「巨匠VS吹奏楽部の音楽会」。昨年に続いて、今年もフレッシュで生き生きとした演奏を聴くことができました。憧れのミュージシャンを前にして、実力を100%以上出し切る高校生たちの姿が眩しかったです。
 トロンボーンの中川英二郎さんは、柏市立柏高等学校とともにスパークのトロンボーン協奏曲を演奏。スパークは吹奏楽で人気のイギリスの作曲家です。軽快なラテンのリズムに乗って、はじけるような明るいサウンドが聞こえてきました。中川さんのソロと高校生たちのトロンボーンの掛け合いが楽しかったですよね。これぞ協奏曲の醍醐味といっていいでしょう。
 オリタノボッタさんは東海大学付属高輪台高等学校と自作の「ティアーズ・オブ・ムーン」を共演しました。バラードをいかに情感豊かに演奏するかがテーマ。心が折れそうになりながらも前向きにがんばる女性を応援する気持ちが表現されているというこの曲、高校生にとっては少し背伸びが必要な音楽のようにも思ったのですが、本番の演奏は陰影に富んでいて、音楽の自然な流れが心地よく感じられました。
 抜けるようなハイトーンでおなじみのエリック・ミヤシロさんは、習志野市立習志野高等学校とウェザーリポートのヒット曲、「バードランド」を演奏してくれました。エリックさんの「人が多くなるほどリズムの明確さがぼやける」という指摘には納得。ドラムの重要性がよくわかります。この課題にこたえて、高校生たちは大編成にもかかわらずキレのある演奏を実現していました。聴いていて楽しい気分になります。
 それにしても、高校生のみなさんが舞台上でしっかりと話せるのにはびっくり。客席にはお客さんがいっぱい入っているのですが、緊張しないんでしょうか。みんな、すごい!

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