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ディズニー・ソングをアカペラで歌う音楽会

投稿日:2019年07月27日 10:30

今週はディズニー初の公式アカペラ・グループ、ディカペラのみなさんにディズニー・ソングをたっぷりと歌っていただきました。さすが全米からオーディションで選ばれた7名とあって、すばらしい声と技術、そして表現力。2017年、ディズニーがアカペラ・グループを結成するためにオーディションを行なうと発表したところ、1500名を超える応募者があったとか。応募者はまずYouTubeにビデオを投稿し、その後選ばれたメンバーが対面オーディションに進むという方式。さまざまなバックボーンを持った人々が参加したオーディションは、全米で大反響を呼んだといいます。
 ディカペラはアカペラ・グループですので、リズムパートも含めてすべてのパートを声で再現します。これがすごいですよね。しかも、番組冒頭の「アナと雪の女王」では、「レット・イット・ゴー」と「雪だるまつくろう」のふたつの名曲が巧みにミックスされていました。声の超絶技巧と言ってもいいでしょう。
 ソロだけでも聴きごたえがあるのですが、7人全員がそれぞれの役割を担って、全員で緻密な音楽を生みすところがディカペラの魅力。特にボイス・パーカッションのアントニオのテクニックには脱帽するしかありません。まさか三味線にまでチャレンジしてくれるとは!
 「美女と野獣」では、日本語歌唱にも挑戦してくれました。ただカタカナを英語で読み上げた日本語ではなく、歌詞に込められた思いがしっかりと伝わる日本語になっていたのには感嘆するばかり。アルトのソジャーナが言っていましたが、「一緒にみつめよう」の「つ」が英語にない音だから難しいというのは、日本人にはなかなかわかりませんよね。
 こうして次々とディズニーの名曲を聴いてみると、いかに音楽が物語に大きな役割を果たしているかを痛感せずにはいられません。どの曲にも、一瞬でディズニーの世界へ引き込んでくれる力強さを感じます。

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