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世界で愛されているアニメミュージックの音楽会

投稿日:2016年05月08日 09:30

世界中で日本のアニメが放送されるようになるとともに、アニメミュージックもまた大きな広がりを見せるようになりました。今週は「世界で愛されているアニメミュージックの音楽会」。アニメ・ファンならずとも、今のアニメミュージックの進化ぶりを感じられたのではないでしょうか。
 ONE PIECEの「ウィーアー!」をはじめ、アニメ音楽のパイオニアとして数々の名曲を生み出してきた作曲家の田中公平さんが、最近のアニメミュージックの特徴をわかりやすく解説してくださいました。
 田中さんの解説で特におもしろいなと思ったのは、菅野よう子さん作曲の「創聖のアクエリオン」について、教会旋法を活用しているというご指摘。ドビュッシーやストラヴィンスキーなど、フランス近代や20世紀の作曲家たちが新しい音楽を作り出そうとして教会旋法を用いましたが、同じようなことがアニメミュージックの世界でもあるんですね。教会旋法そのものは中世やルネサンス音楽で用いられたもので、私たちがふだんなじんでいる音楽よりもずっと古いわけですが、うんと古いものの探求から新しいものが生まれてくるのがおもしろいところです。
 田中公平さんの解説でもう一点、目からうろこが落ちたのは「スタイリッシュな歌詞に下世話なメロディが組み合わされている」「長く聴かれるのはその下世話さも大切」というお話です。なにからなにまでスタイリッシュに作ってしまうと、長く聴かれるものにはならない、ベートーヴェンやモーツァルトだってスタイリッシュなサウンドに下世話なメロディを付けているとおっしゃるんですね。そういわれてみれば、決定的な名曲として長く残る作品は、どこかに下世話といいますか、ベタな魅力があるように思います。
 今回はオーケストラに加えて、外囿祥一郎さんのユーフォニアム・ソロ、石川綾子さん、龍さんのヴァイオリン・ソロと、実にぜいたくな陣容でアニメミュージックを聴くことができました。この分野のさらなる可能性を感じます。

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コメント

なんとなく思ったのですが
アニメは主題歌以外のBGMとか
ゲームはスクエニさんというかFFとドラクエ以外のゲーム音楽とかはやらないのですか?
良い曲がいっぱいなので
できるなら
ぜひやってもらいたいです

5/8のアニメ音楽特集見ました。
もー凄かった、想像以上でした(^O^)
是非とも、今後…実現可能ならアニメ音楽特集パート2をやってほしいです!!
もっと…欲を言うなれば…『「特撮ヒーロー音楽」の音楽会』と言うのやっていただきたいです!!
今年仮面ライダーが生誕45周年、スーパー戦隊は現在放送中のジュウオウジャーで40作品目の節目年なので…良いテーマだと思いますが…。
それでは、また!!

家族でビデオに撮って何回も見ています。当方、50代、妻40代、大学生の息子に高校生の娘。本当に楽しい演奏会!藤岡さんの楽しそうな顔、コンマスのノリノリ感一杯の熱演、龍さんの「この曲大好き!」という笑顔、外園さんの満足げなドヤ顔、石川さんの弓の毛切りまくりエキサイト!まさに「音楽にジャンルはない、いい音楽と悪い音楽があるだけだ」を自ら証明するがごとくの30分でした

愛が感じらる音楽会でした。外囿祥一郎さんのユーフォニアムを携えての登場がとても誇らしげで楽器への愛が伝わってきました。石川綾子さんの華奢な体全体を使ったパワフルな演奏も素晴らしかったです。聴衆への愛が感じられました。五嶋龍さんも楽しそうに演奏なさってました。「進撃の巨人」への愛が感じられました。そして田中公平さんの解説本当に驚きました。さすがパイオニア♪ 次回はぜひクラシックから生まれたアニメミュージックをお願いします。

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