4週にわたる番組2500回記念シリーズの第2弾は「ウィーンのスーパースター軍団と音楽家たち」。7名のスター奏者たちが集まったザ・フィルハーモニクスをスタジオにお招きしました。ジャンルの壁を軽々と飛び越えて、楽しい演奏を披露してくれました。
歌劇「こうもり」序曲では、演奏の途中から違う曲が混入してくるなど、茶目っ気もたっぷり。こういった遊び心はさすがウィーン・フィルのメンバーといった感じがしますね。
ザ・フィルハーモニクスはウィーン・フィルのメンバーを中心に結成されたアンサンブルです。ただし、チェロのシュテファン・コンツさんは、2010年にウィーン・フィルからベルリン・フィルへと移籍しています。よく世界の二大オーケストラとして挙げられる両オーケストラですが、そのキャラクターは対照的。番組内でコンツさんは「ウィーン・フィルはロールスロイス、ベルリン・フィルはランボルギーニ」とたとえていました。どちらのクルマにも乗ったことはありませんが、イメージはなんとなく伝わってきます。ウィーン・フィルのサウンドは豊麗で潤いがあり、ベルリン・フィルは緻密でパワフルとでもいいましょうか。レパートリーからも、クラシカルなウィーン・フィル、モダンなベルリン・フィルといった印象があります。
ウィーン・フィルのメンバーはウィーン国立歌劇場管弦楽団のメンバーでもあります。つまり、日々オペラを演奏するのが彼らの職務。ウィーン国立歌劇場では毎晩のようにオペラやバレエが上演されていますので、常時劇場のピットに入って演奏し、その合間に、ウィーン・フィルとしてコンサートを開いたり、ツアーに出かけたりしているわけです。さらにそれに加えて、メンバーは室内楽やソロ活動を行っています。
大変な忙しさのはずですが、でも、いつも楽しそうに演奏しているのはウィーン・フィルでもザ・フィルハーモニクスでも同じ。演奏する姿から音楽への尽きるのことのない愛情が伝わってきます。
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2500回記念②ウィーンのスーパースター軍団と音楽家たち
投稿日:2017年02月12日 09:30
コメント
さすがですね、素敵な魅力的な演奏でした。
先週、龍さんが卒業されるのを知り、まるで宇宙旅行中に地球との交信が途絶えますと言われたようでした。さいわいここは地上で水も空気も食べ物もあるので大丈夫です!
龍さんの演奏「Untitled Music」で始まり、龍さんの体の中に海や緑や宇宙が映し出されるのが素敵でした。キラキラ輝くフレームもマネできない手拍子も龍さんの朝の挨拶も名言を指差す笑顔も全てが愛しく思えてきます。五嶋龍さん司会の題名のない音楽会は私の中できっと生涯宝物です。大げさでしょうか。
平原綾香さんが歌う有名な曲『ジュピター』の詩にも「思うように生きて輝く未来を…」とありますよね。龍さんがこれから御自身が思うような音楽家人生を楽しみながら歩んでいくのを、いつまでも見守っていきたいなと思います。
五嶋龍さんの事を黒柳徹子さんの番組で知り(遅ればせながら)その人柄に触れ感銘をうけ、その後も偶然テレビで素晴らしい演奏を聴き人物への感動と応援の気持ちを番組への意見に送ったのが始まりでした。その後も勝手なコメントを自由に書かせていただき申し訳なく思いながらも、いつも番組と繋がっているように思えてとても幸せでした。感謝の気持ちでいっぱいです。本当にありがとうございました。残りの回も大切に観ます。楽しみです。
楽しい演奏会でした。確かに車の例えはイメージがつかみやすかったです。音楽を楽しむ…先週のラン・ランさんのお話にも通じるものがありますね。簡単な事のように聞こえますが 実践はなかなか難しいもののように思えます。今日の演奏を拝見しておりますと皆さん本当に楽しそうでした。 そして五嶋さんの番組ご卒業とても残念です。時折話されていたみどりさんとの共演がいつか番組内であるのではないか…と期待しておりました。ますますのご活躍を楽しみにしております。
毎回楽しみに観て+聴いています。
五嶋さんが「フィルハーモニクスと一緒に演奏したい」と言うなり、すかさず後ろからバイオリンを差し出すメンバーのお茶目なリアクションに、音楽をこころから楽しんでいる雰囲気を感じました。
そして、番組最後で五嶋さんが3月いっぱいで司会を卒業されると聞き、思わず涙してしまいました。
五嶋さんは、観ても聴いても素晴らしい、若武者のような佇まいでした。今後のご活躍をお祈りしています。ありがとうございました。
すばらしい時間でした。息がぴったりと合った演奏とはこんなにも気持ちのいいものかと改めて感じさせていただきました。
それぞれの方が一流のかたの集まりで、細かいところが目と目で合っていてすばらしかったです。いつまでも聴いていたい音楽でした。目指すところが皆いっしょなんですね。うらやましいかぎりでした。とても贅沢な時間を過ごすことができてしあわせでした。
ありがとうございました。