お母ちゃんの誕生日でした。
上京してから
20数年 直接会って
おめでとうを言えてません。
電話です。
そりゃ会いたいけど
自分が選んだ道やさけ
しゃーないです。
いつもいつも
お母ちゃんが荷造りをしてくれて
伊賀の山村から
たくさん荷物が届きます。
「わさびの佃煮」が入ってました。
何度か書いてますが
わさび という名前は
当時 在籍してた劇団の座長
緒方賢一さんがつけてくれました。
それは わさの実家の庭に
わさびが自生してるからです。
綺麗な空気と水で育つ
わさび。
伊賀の山の小さな集落の
綺麗な空気と水。
この芸名は
いつも故郷を思う名前なのです。
お母ちゃん
おおきにやでぇ
おおきにやでぇ
って 寝る前に繰り返し
思ってたら
涙する日々。
それは 上京して何年経っても
変わりません。
変われません。
母が書いた
「わさび」という文字
ずっと残しとこ。