新人の頃
ドラえもんの現場に
何度か参加させてもらったことが
ありました。
それはそれは
緊張緊張です。
大山のぶ代さんが
スタジオに入られると
オーラがすごくて。
マイクの前で喋る
大山さんは
ドラえもんという作品を
引っ張っていくという
パワーでみなぎっているように
感じました。
先輩たちがマイクの前で
台詞を言うその背中は
キャラクターそのものに
感じるほど
ワクワクするものがありました。
私がドラえもん役を
演じさせてもらうことになってから
日本俳優連合のパーティーで
お会いする機会がありました。
確か大山さん、私含め
数名の先輩たちと
一緒にステージに
上がった記憶があります。
その日のその時間のことは
緊張しすぎて
記憶も曖昧なほどの出来事でした。
大山さんにしかわからない
ドラえもんという役を演じていく上での
いろいろな気持ち。
生意気ながら
まだ19年目ですが私も
その大変さ、不安、
何より楽しさを日々感じてます。
先輩たちが26年かけて
作ってくださった
頑丈なレールの上を
私たちは走らせてもらってます。
渡されたバトンを
しっかり握って走ってます。
次にバトンを渡せるよう
大山さんの素敵な笑顔を思い出し
私も笑顔で楽しみたいと思います。
大山さん
長い間ほんとにありがとうございました。
2024.10.12
ドラえもん役
水田わさび
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次回は
「骨川スネ夫テレビ」
「ショージキデンパ」
の2本です。
これからも土曜午後5時
ドラえもんを
よろしくお願いします。