あれは、去年の11月末ごろ・・・でしたかね。
何でもない朝ですよ。ほんとに、何でもない。
前の夜、あれ?なーんか調子悪いな、怠いなって思ったもんだから、
薬は飲んでたの。
でもすぐに元気になると思ってた。
で、朝起きたわけ。
・・・痛むんですよ。
腰とか、肘とか、節々が。
こわいな~、なんかいやだな~って思いながら、
でも仕事に遅れちゃうから、電車に乗ったわけです。
そしたら。
ぞわぞわ~・・・
ぞわぞわ~・・・って、
背中の下の方から。寒いの。
それはもう、耐えられないくらいに寒気がぞわーって。
まずいな~まずいな~、これはいやだな~って、
でも、思いたいでしょ。気のせいだって。
で、なんとか会社に着いたんですよ。とりあえず。
それでもエレベーター乗ったらね。くらくら~ってするもんだから、
診療所に行ったんですよ。体温計ったの。
そしたらね・・・
あるんですよ。熱が。
37度8分。
慌てて診療所のお姉さんが、「検査しましょう」って言うんで、
検査キットを鼻の奥に通してね、つーっと。
頼む、頼む、お願いだから・・・。
目をぐっと瞑って、祈って。
よし!どうだっ!って、
パァッと目を開けると・・・
出てたんですよ。
検査キットの表示が。
インフルエンザA型のところに、線が・・・。
・・・と、
経験談を稲川淳二さん風に語ってみましたが、
去年のインフルエンザ罹患はまさに、ホラーでした。
予防接種を受けていたのに、
流行が始まったとたん、真っ先に罹ってしまいました。
風邪との大きな違いは、
鼻水やのどの痛みなどが症状として現れる前に、
腰痛や関節痛、倦怠感が襲うということ。
だるさや節々の違和感を覚えたら、要注意です。
そして、突然「ガツン!」とくる高熱。
いくら体を温めても一枚冷たく厚い皮に覆われたような
これまで感じたことのないような悪寒にしばらく包まれます。
思い出すだけで恐ろしい。
恐ろしくて、苦しかった。
番組に穴をあけ、いろいろな方に迷惑をかけてしまい、
不甲斐なさで苦しくてたまりませんでした。
家で番組をみながら感じた情けなさといったらなかったです。
もうあの気持ちは二度と、経験したくありません。
流行シーズンが迫っています。
油断大敵。
いつ、どこから忍び寄るかわかりません。
うがい、手洗い、マスクで予防など、
基本的なことをとにかくしっかり。
皆さんも、お気を付け下さい・・・。