ぴぴぴぴ・・・
スマホがけたたましく鳴って、起床の時間を告げるも、
「あと10分・・・」
すばやく10分後にアラームを再設定して2度寝。
ぴぴぴぴ・・・
「もう少し、もう少しだけ・・・」
すー・・・
・・・
・・・
ぱちっ
「はっ!!!」
アラームをかけず3度寝を始めてしまった私がようやく目を覚ましたのは、遅刻ぎりぎりの時間。
8分目くらいのお化粧にこれまた8分目くらいのヘアメイクを施し、
朝ごはんだけは12分目しっかり食べ、
駆け出してなんとか予定の時間に到着。
仕事にどうにか間に合いました。
写真撮影の仕事です。
インターネットに掲載する素材などの撮影。
今日はこんなメンバー。
私は森アナに撮ってもらいました。
いつまでたっても、苦手なんですよね・・・。
テレビカメラにはさすがに慣れても、写真はどうしても照れます。
一眼レフのレンズを向けられると表情がこわばって、
あとで確認すると、目を瞑っていたり頬が引きつっていたり、
使える写真が極端に少ないのが私です。
でも最近は、そんな写真が苦手な人間にもありがたきツールが溢れていますよね。
例えば最近知った、スマホ写真用アプリ。
無料のアプリなんですが、簡単にかなり高度な修正をかなえてくれます。
その威力をお見せしましょう。
ビフォー
アフター
ビフォー
アフター
※協力:新人・山崎アナ
・・・じぇじぇ・・・!
もう、詐欺のレベル。
なんでもできちゃうのね。
恐ろしき時代です。
さすがに加工した写真をブログなどに使ったりはしませんが、
こんなに思い通りにできてしまうと、
諦められなくなりませんか?
少しでも写りをよくしようと、欲が出てくる。
ろいろこねくり回し、細工を重ねて・・・。
気づいたら、自分じゃなくなっているんですよね。
思えば、使い捨てカメラには、ありました。
一瞬に賭ける思いでシャッターを切るときの程よい緊張感。
写真屋さんに出来上がった写真を取りに行くときの高揚感。
帰り道に待ちきれなくて封を開け、
渾身の一枚が残念な仕上がりになっていたときのガッカリ感と、
それに次ぐ、「諦め」。
目覚ましだって。
アラームをちゃちゃっとセットできる機能がなく、
置き時計のねじをいちいち回していたかつては、
1度の「りんりんりん」で起きなければ!という強迫観念がものすごかったし、
無茶な2度寝はやめよう・・・という「諦め」もまた、スカッとしたものでした。
便利さに甘んじると、往生際が悪くなっちゃうものですね・・・。
「諦める」という言葉には、
「明らかに見極める」という意味もあるんだそうです。
もちろん諦めちゃいけないこと、
諦めたくないこと、諦められないことはありますが、
その欲は追うべきものなのか、
明らかに見極められる人間でありたいものですっ。