今週は林アナが遅めの夏休みのため、
一週間代わりに気象情報も担当しています。
「報ステ」の気象情報は、屋上や毛利庭園からお伝えしていた以前のパターンから変わり、
自然災害の頻発している最近はもっぱら、衛星画像や雨雲レーダーの紹介など
「ニュースとしての気象」をお伝えするようなスタイルとなっていますよね。
去年までも一年に一度、お天気担当のアナウンサーがお休みの期間に代理を務めていましたが、
いまのスタイルでの代理は初めて。
スタジオで行うため、以前のスタイルのように外に出て空気を吸って、
その感覚を言葉にする難しさがない代わりに、情報量が多いんです。
「報道ステーション」はカンペやプロンプター(目の前に原稿を映し出す機械)などを使わないので、
基本的な情報を頭に入れてお伝えするのはなかなか大変なのですが、
いつもとは違った役割、新鮮な気分です。
そんな気象情報、今週はもっぱら台風18号の話題。
進路やスピードの予報は刻一刻と変わり、放送直前まで情報が書き換わっていきます。
そのたびにウェザーセンターのスタッフの皆さん、
「もーそんなに頑張らないでよ・・・」
「やめてやめて、近づかないで」
と、口々にまるで生き物を相手にしているかのような呟き。
でも大きく渦を巻き、目をくるくるさせながら近づいている台風の姿は
ほんとうに生きているみたいですよね。
自然の営みは、どれだけ技術が進歩してもきっと
カンペキに掴むことなんてできないんだなぁと実感させます。
突然に人の命、健康を奪い、悲しみの淵に突き落とす災害をもたらす。
一方で、突然に笑顔を運ぶ晴れ間や木漏れ日の美しさ、宙の神秘をみせてくれることも。
先日、表参道で撮れました。
そんな「神の領域」に畏怖の念を覚えつつ、
今日はラスト、林アナの留守を頑張って守りますね。