テレビ朝日夏祭り、盛り上がっています。
今週に入り、お盆休みを迎えている方などでまた一際賑わっているような。
私もこの賑わいに便乗してちゃっかり、
夏祭りはっぴを着て、待ち受け画像を撮影させていただきました。
(詳しくはこちらをご覧下さい↓
https://www.tv-asahi.co.jp/announcer/bangumi/info/index_226.html)
浮かれ気分な六本木ヒルズ界隈。
でも今、私の心は、
雲の合間から太陽がなかなか顔を覗かせてくれない
今日の空のようです。
アメリカの名優、ロビン・ウィリアムズさんが亡くなりました。
朝このニュースに触れてから、悲しみから抜けられません。
ちょうどアメリカに住んでいた小学生の時、
ディズニー映画「アラジン」が劇場公開され、
私は文字通り、映画の信奉者でした。
毎晩、夢のなかで魔法のじゅうたんに乗って
旅に出ていたほど。
小学校のクラスでは勝手に「アラジンコンサート」を開催し、
勝手にみんなの前で歌って、悦に入っていた私・・・。
もちろん主人公のアラジンに恋をしていたということもあるのですが、
「アラジン」といえばジーニー。魔法のランプの精です。
軽快で飛び切り明るくあったかい語り口と歌声のとりこでした。
その声を担当していたのが、ロビン・ウィリアムズさん。
当時はもうすでに大スターで、「ジュマンジ」や「フック」、
「トイズ」、「ミセスダウト」といった
子どもも楽しめるような映画に多数出演していたこともあり、
イメージは、「ひょうきんもので夢に溢れたおじさん」。
当時の私や弟は「好きな俳優はロビン・ウィリアムズ」と語るほどファンに。
私の中で、当時のハリウッド映画の代名詞のような存在だったんです。
時は過ぎ、中学生・高校生になると、「グッドウィル・ハンティング」や「パッチアダムス」で
心をじーんと温かくするようなハート・ウォーミングな魅力に触れ、
さかのぼってVHSやDVDで観た「ガープの世界」「グッドモーニング・ベトナム」
「ジャック」「レナードの朝」「バードケージ」・・・。
深みのある優しさあふれる演技に、多くを教えてもらいました。
そして「いまを生きる」。
みんな、机の上に飛び乗れ。
さあ、飛び乗るんだ。
そこから見ると世界は違って見えないか?
ウィリアムズさん演じたキーティング先生の言葉に押され、
放課後にこっそり、学校の机の上に立ってみたなぁ。
ここで挙げた映画以外も観ているので、
ほんとうにたくさんのヒット作を生み出しているんだなぁと、いま改めてびっくり。
天才的なユーモアと繊細さと大きな優しさ。
すべてを体現しているロビン・ウィリアムズさんの「目」が大好きです。
子どものような無邪気さと、奥にたたずむ哀しさをも感じさせる、淡いブルーの瞳。
どれだけの夢と豊かな笑いと感涙を届けてもらい、
つらいときや落ち込んでいるときに救ってもらったことか。
まだ63歳。これから、どんどん素敵なおじいさんとしての演技がまた一つ、花開いていく歳。
自ら命を絶ったと言われています。残念でなりません。
アンパンマンみたいに、身を削るようにして
観ている人々に「与え」続ける。
ロビン・ウィリアムズさんはそんな俳優だったようにも思えます。
そんな中で人としても、取り返せないぐらいにどこか、削られていってしまったんでしょうか。
この週末は、追悼鑑賞会をしよう。
ご冥福をお祈りいたします。