このたび、学校案内パンフレットのインタビューを受けるために、
母校の中学校に行ってきました。
懐かしい先生達や校舎の雰囲気を楽しみながら、
案内された部屋に入ると、そこには広報担当の方と、カメラさん。
「カメラの小池です」と、あいさつをして下さるカメラさんをみて、
一瞬、「ん?」と、頭の中の変なところにある引き出しがうずきます。
カメラの小池さん・・・
カメラの小池さん・・・
カメラの小池さん・・・・・・・・・
!!!
「小池さん!!小学校のほうでも、カメラマンやられてました!?」
「・・・やってたけど?」
「私、小学生の時に、小池さんに写真撮っていただいたこと、ありませんか!?」
妙な言い方で、思わず口走ってしまいました。
小学校から大学までの一貫校に通っていたんですが、
中学ではなく小学校のほうで、「カメラの小池さん」がいたような気がしたのです。
え!?と、混乱したような表情を浮かべた小池さんは、
しばらくじーっと私の顔を見つめて、「あ。」と声をあげました。
「僕、イベントのたびに生徒さん達撮ってるから、これまで4000人くらい
撮影しているはずなんだけど、君覚えてるよ」
驚きのお返事でした。まさかピンポイントで、覚えていて下さるとは!
でも、おとなしかったですし、目立つタイプでは決してなかったはずなんですが・・・
「1年生の時、遠足で田んぼにはまって泥んこになっちゃった子だな、たぶん。
それと、他の子が飽きて置いてったシャボン玉液ひろって、1人で遊んだりしてなかった?
あんまりグループでいなかったでしょ?1人でマイペースにちょろちょろしてたよね」
あ、それ私ですね・・・。記憶にないけど、そのマイペースさとドジな感じは、おそらく・・・
「そういう子って群れてないから、ワンショットで映っている写真が多いんだよね」
累計4000人も撮影しているのに、写真として切り取られたイメージの中で、
1人1人、覚えているものなのだそうです。
のんびりして、むしろ紛れてしまうようなボーっとした小学生だった私を、
覚えていて下さったのは本当に嬉しかったです。
20年の時を経て(!)、またカメラの小池さんに写真を撮っていただく日が来るとは。
不思議なご縁って、あるんですね。