今朝、私、転びました。
駅構内のエスカレーターを降りていた最中の出来事。
かかとを引っ掛けてしまい、
そのまま前につんのめって・・・
ずささささーっと、いってしまいました。
守りきれなかったケータイ電話の無残な傷が痛い。
上りエスカレーターとすれ違う時の人々の視線が痛い。
でももっと痛いのが強打した尾てい骨。。
そしてなにより自分のイタさが痛い。
小さな頃は転ぶのなんて日常茶飯事でしたが、
大人になって転ぶと、
こんなにもいろいろな「痛み」を感じるとは。
そして、ふと脳裏に甦ってきたのは、
小学三年生の時の、図工の熱血先生、ズッコケの言葉。
新緑萌える五月のある日、
私は授業中にノコギリで、派手に人差し指を切ってしまい・・・。
「切った~痛い~」
教室の中をぐるぐる歩き回っていたズッコケのもとに駆けつけ、
指をつき出して報告した私に、ズッコケは笑顔で向き直って、こう言いました。
「おめでとうございます!」
ぽかん、としてしまったのは、言うまでもありません。
そんな私にズッコケはこう続けました。
「夢中で頑張ってなければ怪我はしない!
痛みを感じるのは頑張った証拠!
よくがんばった!おめでとうございます!」
そっか!
ズッコありがとう!
びーびーふてくされていた私ですが、
その言葉ひとつで、指の痛みが誇らしく思えたのを覚えています。
単純ですが、ひとって案外そんなもんだったりします。
と、私は思います。
というわけで、「運動不足」と「寝ぼけ眼」、という
エスカレーターでの転落の本来の理由は棚にあげて、
自分にご褒美をば!!
ごほうび堅焼きせんべい。
Creedence Clearwater Revival “Up Around the Bend”