この土日、祖母と松島の温泉に行ってきました。
初めての2人旅。
祖母が元気なうちに、こんな風に一度、2人で旅行がしたかったんですよね。
念願が叶いました☆
小さな島々が防波堤となって津波の勢いが衰えたため、
被害は比較的少なかったという松島。
それでもお風呂やお部屋から臨む松島湾を眺めていると、
いろいろな思いがこみ上げました。
そんな中だったからか、祖母とは今までできなかったような話を、
たくさん聞くことができました。
戦争中の話や、祖父と初めて出会った時の話。
義理のお姉さんのお嫁さんいびりをどう乗り切ったか(笑)や、
父が子どもの頃、どんな男の子だったのか、
祖父の仕事を手伝いながら四人の子どもを育てることの大変さなど・・・
いままで「ばあば」としてしか見ていなかったけれど、
ばあばもひとりの女性であって、娘であって、奥さん、お母さんなんだよなぁと、
なんだか不思議な感じ。
「ばあば、もう先は長くないなと思ってるけど、
そのときがいつ来ても大丈夫。用意はできてるよ」
露天風呂の中でそう言って笑って、空を見上げる祖母の表情には、
一日一日を明るく素直に生き抜いてきたひとりの女性の
年輪のようなものが感じられて、
ちっちゃな体が、とてつもなく逞しく、大きく見えました。
忘れられない旅になりました。
ばあば、また行こうね♪
Henri Matisse “The Dance”