デマチの土光さん
2011年09月23日

8月4日に「報道ステーション」で放送された、
「メザシの土光さん」こと土光敏夫さんの特集。
この日、番組にも出演したこの特集の企画者、
報ステニュースデスクの出町譲さんは、
「清貧と復興 土光敏夫100の言葉」の著者でもあります。


8月3日に発売されたこの本。
なんと…!!

大手書店の、今週のブックランキングで!


1位を獲得しました!!

「しかも、こっちの新聞にはこんなに大きく広告が!!」



と、嬉しそうな出町デスク。

4万5千部を突破し緊急大増刷も。
着々と、土光さんの魂を復活させています。

決して優等生ではなかった青年時代から、
石川島播磨工業、東芝社長、経団連会長へと上り詰め、
そのリーダーシップで戦後の日本を牽引していく土光敏夫さんの歩みを、
残した100の名言によってなぞっていくこの本。

効率やショートカットや馴れ合いを重視しがちな社会。
そんな中で忘れがちな、
一歩一歩地道に、しかし堅実にまっすぐに進んでいくことの大切さを、
改めて土光さんに教えられます。
読んでいくごとに、
活を入れながらも、やさしく包み込むような数々の言葉に、
自然と気持ちが前向きになりました。

そして感じたのは、土光敏夫さんが
厳粛でエネルギッシュでおおらかで温かい、
「有言実行」のリーダーであったということ。
震災からの復興の歩みを、原発事故の収束を、
土光さんならどう進めていったんでしょうか。

こんなリーダーが今の日本にいたら・・・。
つい、そんな風に思いをはせてしまいます。

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