寒空の毛利庭園で、大輪の椿を発見。
誇らしげに、気高く。
その目に、肩をすぼめて歩いている私は、
きっとものすごくみすぼらしく映っただろうなぁ。
ちょっと胸を張ってみたけれど、
都会の風はどこかひんやりと険を帯びています。
アイスブルーの冬の風。
比して、そこの風は柔らかく優しい
オレンジ色をしていました。
山口県の周防大島。瀬戸内海に浮かぶその島は、
「瀬戸内のハワイ」との異名を持ち、
温暖な気候に恵まれています。
おおらかな空気感に包まれたこの島ですが、
抗いがたい厳しい現実が横たわっています。
住民の半数以上が65歳以上のお年寄り。
その4人に1人は独り暮らしと、
深刻な高齢者問題を抱えているのです。
そんな島でお年寄りが安心して人生を全うできる環境を整えたいと、
立ち上がった1人の医師。
その活動を取材しました。明日放送予定です。
ぜひご覧ください。