久しぶりにこの映画に手を伸ばしました。
初めて見たのが昔過ぎて内容はほとんど覚えていません。
「グレムリン」。
しかも、2(ツー)。
パァーっとストレス発散のつもりだったんですが、
逆に疲れました。
甘いものが食べたくて久しぶりに月餅食べたら、
あれ?口の中の水分全部吸い取られたよ?
こんな感じだったっけ月餅って。
という感覚に似ています。
映画の表紙にいる可愛らしい生きものは、
ギズモという名のモグワイという生物です。
モグワイの飼育には3つのルールがあります。
1.水をかけてはならない。
2.太陽光を当ててはならない。
3.深夜に大量に食べ物を与えてはならない。
これを破ってしまうと、度の過ぎた悪戯好きなモグワイが増殖し、
さらに残忍なグレムリンという怪物となって
周囲をパニックに陥れる。
という、モグワイを巡るてんやわんやが、
この映画の中身となっております。
ストーリーなんてあってないようなもの、
ハチャメチャがひたすら続くのですが、
先の見えない展開の妙に最後まで飽きず。
B級の底力を見た感じ。
なんだかんだ言って、月餅はおいしかったです。
でも、諸悪の根源が可愛らしいクリーチャーたった1匹という皮肉。
ペット問題や子育て問題、はたまた環境・自然破壊など、
ひょっとしてさまざまな現象を風刺しているのかも。
そう考えると、「薄っぺらくて奥が深い」映画です。
単純そうなものでも、
時が経つと、また、角度を変えると、
違って見えるものですよね。
今まで気づかなかったものに出会えたりして。