村上春樹さんの新刊が話題です。
そんななか、
「龍さんのほうも面白いよ」という
番組スタッフの勧めを受けて、
久しぶりに通勤時、電車の中で読んでいます。
これまで通勤時はスマホの画面とにらめっこして、
新聞や雑誌の記事を読んでいた私。
小説を読み始めて、変化が。
(1)文章を書きたい、という気持ちが前より芽生えてくる。
(2)なんだか想像力がメキメキ沸き立つ。
(3)なにより目が疲れない。
なかなかいいものです。
いつものように、電車の中でスマホにイヤホンを接続し、
好みの曲を選択してランダムに流してくれる
最近お気に入りのアプリを再生。
ページをめくっていると、
懐かしい音楽が流れてきました。
ストロークスというバンドの”Someday”。
思えば、高校生の時ストロークスを聴きながら、
こうやって毎日、電車の中で小説を必ず読んでたんだ、私。
電車って、本を読む場所だと思ってたなぁ。
当たり前に、多くの人が本を片手に揺られてた気がします。
向かいの座席に座る人たち。
左から、スマホ、おばあちゃん、スマホ、パソコン、スマホ、スマホ、睡眠、アイパッド、スマホ。
いつの間に、電子機器が電車内嗜好をがらりと変えてしまっていたのか。
自分もこの頃は通勤時はスマホをいじっていたので、
改めてそんな風にまじまじと周りの人がどんなものを持っているのか、
見ていなかったのですが・・・。
いつも見えない景色が見えてきます。
でもそんな景色に誘導してくれたのは、
スマホの音楽アプリ、なんですよね。
「たまにはオレから離れろよ」という声が、
スマホ君から聞こえてくるような気がします。
過去と現在、アナログとデジタルの狭間をいったりきたり、
浮遊する日々。
The Strokes “Someday”