毎日毎日、まっすぐ家に帰って、オリンピックを観ています。
学生時代も体育会系の部活には所属していませんでしたし、
スポーツには縁もゆかりもない私。
こんなに一生懸命になってオリンピックを観たのは、
27年生きてきて、恥ずかしながら初めてのことです。
選手たちの頑張りを見ていると、
「お願い!」「がんばれ!」と、胸の前で手をギュッと組んでしまうんですよね。
ぐぐっと戦いの舞台に入り込んでしまいます。
その時テレビに映る観客が同じように拝んでたりする。
あー、いま世界のいろんなところで、同じ思いがこだましてるんだ・・・。
そんな風に感じて、勝手にいつもジーンとしています。
喜び、怒り、悲しみ、やりきれなさ、うれし涙、悔し涙、笑顔・・・。
「国民の皆さんの為にも、強い気持ちで望んだ」と、
晴れやかな表情で堂々と語った内村選手。
「悔いはない」と、
全てを飲み込んだような表情で言い放った、北島選手。
「みんなに笑顔を見せられて幸せ」と、
くしゃくしゃの笑顔でかみ締めた、小原選手。
剥き出しの感情と言葉。そこから感じるのは、
今見ているのは、スポーツではなくて、
選手の皆さん一人ひとりの、「生き様」そのものなんだってこと。
本音とか建前とか、上辺とか下心とか、
そんな二層構造の世の中で、
偽りのないまっさらな姿が放つ輝きには、
すさまじいものがあります。
「わたしは人間らしく生きることが素敵なことだと思うので、
悲しい時には泣けばいいし、嬉しい時には笑えばいいと思うから
あの時は悲しかったので泣いてしまいました」
と、宮間選手。
オリンピックには、いろんなことを教えてもらいます。
The Killers “Human”