8月4日に「報道ステーション」で放送された、
「メザシの土光さん」こと土光敏夫さんの特集。
この日、番組にも出演したこの特集の企画者、
報ステニュースデスクの出町譲さんは、
「清貧と復興 土光敏夫100の言葉」の著者でもあります。
8月3日に発売されたこの本。
なんと…!!
大手書店の、今週のブックランキングで!
1位を獲得しました!!
「しかも、こっちの新聞にはこんなに大きく広告が!!」
と、嬉しそうな出町デスク。
4万5千部を突破し緊急大増刷も。
着々と、土光さんの魂を復活させています。
決して優等生ではなかった青年時代から、
石川島播磨工業、東芝社長、経団連会長へと上り詰め、
そのリーダーシップで戦後の日本を牽引していく土光敏夫さんの歩みを、
残した100の名言によってなぞっていくこの本。
効率やショートカットや馴れ合いを重視しがちな社会。
そんな中で忘れがちな、
一歩一歩地道に、しかし堅実にまっすぐに進んでいくことの大切さを、
改めて土光さんに教えられます。
読んでいくごとに、
活を入れながらも、やさしく包み込むような数々の言葉に、
自然と気持ちが前向きになりました。
そして感じたのは、土光敏夫さんが
厳粛でエネルギッシュでおおらかで温かい、
「有言実行」のリーダーであったということ。
震災からの復興の歩みを、原発事故の収束を、
土光さんならどう進めていったんでしょうか。
こんなリーダーが今の日本にいたら・・・。
つい、そんな風に思いをはせてしまいます。