カラス考
2011年09月09日

うららかな昼。
すっきり晴れた青空に、一筋の飛行機雲。
のどかだなぁと、鼻歌でも歌わんばかりに
上機嫌に通勤していた、今朝のこと。


突然、後頭部を何者かが突撃。
ドンッという衝撃が走り、つんのめりそうになりました。

ひょい、とそれは私の頭上を飛び、電線の上へ。

「カー カー」

カラスに攻撃されたみたいです。私。

カラスとのトラブルは、初めてではありません。
小学生のとき、通学路の決まった場所を通ろうとすると、
一羽のカラスが「あの子来たよー」とでも言うようにカーカー鳴き始め、
それにあわせて十何羽かのカラスが群れを成して
目の前の電線を埋め尽くす・・・
そんな風にして、カラスにいじめられていたことがあります。
1ヶ月ぐらい、ほぼ毎日繰り返されました。
いまだに何故か、分からないのですが、
たぶん、自分でも気付かずに、なにか
癇に障ることをしたんだと思います。カラスの。

なぜ、襲われたんだろう。
というわけで、ちょっと調べてみました。

カラスが襲うのは、繁殖期の4月から7月だそうです。
何故かというと、生まれたばかりのヒナを守る為。
巣より高いところにいる人や、
地面に巣立った直後のヒナがいるときにすれ違った人を、
時として襲うんだそうです。
親として子どもを守る行動だったんですね。

そして、繁殖期以外でカラスが人を襲うことはまずないよう。
カラスが急接近したとき、僅かに触れたときに、
攻撃したと勘違いするケースが多いんだそうです。

嫌われ者で怖い、マイナスイメージの強いカラス。
そんな先入観があって、カラスの行動はすべて
威嚇に見えてしまっていたんだと、気付かされます。

カラッと晴れた清清しい日に、カラスだって気持ちよく低空飛行することが
あるのかもしれません。おっちょこちょいなカラスが、ちょっとぶつかっただけなのかも。

なんか、ごめん。
次会ったら言いたいです。

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