極端
2015年12月24日

先週の毛利庭園。

写真1

趣のある美しい景色に目を奪われて、
打ち合わせ前、思わず足を止め、のんびり散策してしまいましたが、

あれ?もう師走、だよね・・・??

一瞬脳が混乱するような鮮やかな木々の彩りです。
今年は例年のような冬の冷え込みが続かず、
紅葉の色づきが遅れたようなんですね。

ものすごく寒くなってはものすごく温かくなったり、
冬なのに台風のような大雨が降ったりと・・・
なんだかコロコロと落ち着かないお天気、
続いています。
振り返ると今年はずぅっとそう。落ち着かないですね。
緩やかに、穏やかに季節が遷り変わる日本の四季の風情は、
どこにいっちゃったんでしょうか。

さて、週末。
ひょんなことから、青山愛アナと
ライブハウスに行ってきました!

写真2

Ken Yokoyamaこと横山健さんのライブ。
なんと「報道ステーション」、よくご覧いただいているんですって!
横山健さんがメンバーとして活動していたバンド、Hi-STANDARDといえば、
中学・高校生時代、周りの男の子たちがよく聴いていたなぁ。
われわれ世代の、まさに青春でした。

久しぶりのライブハウス!
おしくらまんじゅう状態になったお客さんたちの上に乗っかって転がる、
いわゆる「モッシュ・ダイブ」なるものが繰り広げられるのを初めて目の当たりにし、
「なんで上に乗っかってるんですか!?」
「あれは楽しいんですか!?」と、
目をクルクルさせながら驚く後輩を横目に、
学生時代よく制服でこういうパンクロックのライブに行ったなぁ・・・と、
こみ上げる懐かしさと、鼓膜を身体を揺さぶるリズムの心地よさ。
(さすがにダイブはしていません・・・(笑))
やっぱりライブは最高のデトックスです。
溜まった毒素が排出されて、
温泉より、エステより、コラーゲン鍋より、
ライブの次の日はお化粧のノリが良い気さえ、する。

写真3

大いにはしゃぐ我々。

初めての横山健さんのライブでしたが、
メロディアスで疾走感あふれる、弾けるような楽曲の数々はもちろん、
お客さんたちとカジュアルに会話をしながら作るアットホームな空気感が
なんとも言えず温かくて優しくて、素敵でした。
会場には子どもたちも!
お父さんお母さんと一緒に来場しているんです。

写真4

私達のような新参者にも気持ちのいい時間でしたが、
常連のお客さんたちにとっては、第二の家族のような、
心も体も開放できる空間なんだろうなぁ。

東日本大震災を機に活動を加速させ、
原発や安保に関してもメッセージを発信している健さん。
ライブのMCで、こんなことをおっしゃっていたのが、印象的でした。

「日の丸を掲げると『右翼』って言われる。
脱原発を叫ぶと『左翼』って言われる。
でも俺たち、そんな簡単なもんじゃない。
そうだろ?」

いきなり暑くなったり寒くなったり豪雨があったりとお天気が「極端」なら、
今年を振り返ると、そういえばニュースも
「極端」が目立った2015年だったなぁ・・・と思います。
二極化した意見が平行線を辿り続けたり、
極端な考えが大変な人気を集めたり・・・。
折り合うとか、中庸を探るとか、
そういったことの難しさ、そう単純にはいかないもどかしさを痛感し、
うーーーん、と思わず唸ってしまうようなニュースも多かったです。

綺麗事かもしれないけれど、
自分とは違う意見や立場を
「だめだ」「いけない」と決めつけず、
そこに至る背景などを、まずは知って、
「理解」しようとする気持ちから
作っていくしかないのかなと、
いつも感じています。

さて。
昨日は今年最後の「報道ステーション」でした。
今年もご覧いただき、支えていただき、
本当に本当に、有難うございました。

来年も引き続き、
日々のひとつひとつのニュースに
時間が許す限り立ち止まって、
表層に隠れた部分にも多角的に、
真摯に向き合うことを大切にしたいです。

2016年は1月4日から、みなさまにお目にかかります。
新年も、どうぞよろしくお願いいたします!

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