金曜日に世界同時公開された「スター・ウォーズ」最新作、
日本ではすでに観客100万人以上を動員したそう。
世界的には興行収入5億ドルを突破しているということです。
・・・もはやピンとこない数字ですが、「すごい」ということだけはわかりますね。
いやぁ、もう、大変な盛り上がり!
みなさんはお好きですか?「スター・ウォーズ」。
熱狂的なファンが多い作品ですが、
私は映画そのもの、というよりも、アレが、大好きです。
なんなのでしょう、あの無類の高揚感。
耳にすればどんな時も無条件に気分を高めてくれる感じ。
そう。あの、「スター・ウォーズのテーマ」。
言わずと知れたテーマ曲です。
大好きです。
というか嫌いな人、いないのではないでしょうか。
世が世なら、巨人・大鵬・卵焼き・スター・ウォーズのテーマ、です。
作曲したのは、ジョン・ウィリアムズ。
ハリウッドの娯楽映画といったらこの方の音楽、というくらい、
スピルバーグ作品、ルーカス作品、最近では「ハリー・ポッター」シリーズなど
数々のヒット作を手がけた、映画音楽の巨匠ですね。
金曜日、映画公開の日に番組でも“「スター・ウォーズ」狂騒曲”を取り上げたので、
家に帰ってお風呂上がり、ピアノの前に座って
なんとなく、あのテーマソングをポロロン、と弾いて、
火照りを冷ましがてら、ぽけーっとしていたんですよ。
ドー ソー ファミレ ドー ソ ファミレ・・・
つくづくシンプルで、わかりやすく馴染みやすい、色褪せないメロディ。
こういう、
どこにでもあるようでなかったような、
みんなが気づきそうで気づかないことに気づいちゃったみたいな、
「あ、その手があったか!」というような音楽が、
普遍的に愛されるんだろうなぁ。
ジョン・ウィリアムズ、やっぱりすごいなぁ。
だって「E.T.」のテーマソングも、ジョン・ウィリアムズだもんなぁ。
ポロロン・・・
ドー ソー ファミレミドー ソー
うーん。いい曲だなぁ。
あとは~・・・あれ、あれもだ。
「ジュラシック・パーク」も確か、ジョン・ウィリアムズ。
ドッソー レッラー ラシドー ドシーソーラー
あとあと、そうそう、
忘れちゃいけないのが「スーパーマン」!
ドッドソー ソラソファソー・・・
ドッドソー ソ・・・
ドーソー ファミレ ドー・・・
おっと、「スター・ウォーズ」になっちゃった・・・
似てるなぁ、「スーパーマン」と「スター・ウォーズ」。
あ、そうか、出だし、一緒だったんだぁこの2曲。
どちらもドからソ、だから・・・
あれ?
あれれれ・・・?
・・・これは・・・
気づいてしまったぞ・・・??!
みなさん・・・
ご存知でした!?
「スター・ウォーズ」、
「E.T.」、
「ジュラシック・パーク」、
「スーパーマン」・・・
誰もが知っている名曲、すべて・・・
ド→ソ、で始まるんです!!
・・・だからなに、と言われてしまったらそれまでなんですが・・・
原曲はもしかしたら、ドで始まらないかも知れませんが、
4音上がるという音の跳ね方はいっしょなんです。
ヒット曲には、いろいろな「法則」があると分析されています。
有名なものでいうと、「カノン・コード」と呼ばれるコード進行。
パッヘルベルのカノンの音の流れですね。
C → G → Am → Em → F → C → F → G
ド→シ→ラ→ソ→ファ→ミ→ファ→ソ
この流れが、特に日本で好まれるんだそうです。
例えばAKB48「恋するフォーチュンクッキー」、
岡本真夜さんの「Tomorrow」、サザン・オールスターズの「真夏の果実」
KANさんの「愛は勝つ」、Mr.Childrenの「終わりなき旅」、
それからこの時期になると必ず耳にする山下達郎さん「クリスマス・イブ」など・・・
挙げればきりがありません。
なるほど、という聞き心地の良さがありますよね。
ちなみに、あのビートルズの数あるヒット曲の中で、アメリカで一番売れた曲は「ヘイ・ジュード」、
イギリスでは「シー・ラブズ・ユー」と言われていますが、
日本では「レット・イット・ビー」。
こちらも、カノンコードに近い流れです。
やっぱり日本人はこれが好きなのかしら。
こうした「法則」というほどのものではありませんが・・・
ジョン・ウィリアムズの愛され続ける迫力満点ソング4曲の、
ちょっとした共通点。
出だしのドソが、心を高揚させるスイッチを押すのかも、しれません。
そんなこんなで、
師走の深夜のピアノ前、
湯冷めしました。