新人時代
2015年06月22日

「ニュース原稿の下読みが延々終わらない」
という悪夢にうなされながら、今朝は目を覚ましました。
また一週間が始まる・・・という思いに加えて、
今日はオンエアの前に、新人アナウンサー研修で
ニュース読みの講師を任されていたからでしょうね。
何をどんなふうに教えようか・・・と思い巡らしながら眠りに入ったので、
そのまま夢に出てきちゃったみたいです。単純。

今年度、わが社に加わった新人アナウンサーは、5人。
男性2人と、女性3人です。
先月から研修が始まり、今日から7週目に入ったそうな。
「よろしくお願いします!」とあいさつをしてくれる新人たちの表情は、
まだ誰も足を踏み入れていない、
張りたての芝生みたいに瑞々しく青々としていて。
爽やかさと迷いと強がりと孤独が混ざったようなまなざしを一身に受けると、
いつかの自分もおんなじだったなぁ・・・と、
新人時代の記憶が一気に呼び起こされるようです。

「ニュース読み」の研修が一番、ニガテだったんですよね・・・。
今もとても上手とは言えませんが、
当時の私がもし、今報道番組を担当しているこの状況を見たら、
びっくりしすぎて顎が外れるんじゃないかな・・・。
ニュースを見聞きすることは昔から好きで、
アナウンサーを志望した理由のひとつでもあったので尚のこと辛かったのですが、
なかなか上手く読めず。
かといって他の研修で得意分野や自分の良さを見つけることもできず。
比較的分かり易く個性を持ち合わせていた同期の野上慎平と大西洋平に比べて
自分の持ち味ってなんだろう・・・と、ずいぶん悩んだなぁ。

写真1
【新人時代】

そんな時に、ある先輩が、こんな風に声をかけてくれたんですよね。
「自分の良さなんて、自分で見つけるものじゃない。
まわりが自然に見つけてくれるものだから。
焦らなくていいから、
とにかく謙虚に、懸命に、目の前のことに向き合いなさい」
気持ちがとても楽になったのを、昨日のことのように思い出します。

思い描いていた未来とはちょっと違うけれど、
自分の思いだけではなく、多くの方の思いが運んでくれた今。ココ。

自分一人でたどり着いた場所ではないからこそ、
守りたい、大切にしたいという気持ちになれます。

写真2
【新人女性アナ3人と!左から、池谷麻依アナ、田中萌アナ、紀真耶アナです】

今年の新人たちは、どんなアナウンサーになっていくんでしょうね。
苛烈な日差しや風雨にさらされても、
逞しくしなやかに鮮やかに、青芝を茂らせてほしいな。

皆さんもぜひ、いっしょに見守ってくださいね。

さて、先週お伝えできなかった衣装情報です。

月曜日はSinequanone、
火曜日はAMACAのものでした。
水曜日はTAGE、マニッシュでモードな雰囲気は新鮮ですね。

写真3

木・金曜はいずれも白の爽やかな衣装(参考商品)をご提供いただきました。

写真4

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