リセット
2015年06月05日

今年に入って、「やめた」ことがひとつ。
髪を染めることです。
大学時代から髪の毛を明るく染めていたのですが、
「報道ステーション」を担当するようになって
落ち着いた髪色に染めることを繰り返していたら
地毛の色に近くなってきたので、
髪の健康も考え、染めるのをやめました。

生え際のいわゆる「プリン」状態を修正してもらうため
1カ月~1カ月半に1度という頻度で美容院に行っていたのですが、
髪を染めていないとその必要がないので、
すっかり「美容院無精」になってしまった、面倒くさがりなワタクシなのですが・・・。

一応アナウンサーなんだし、そろそろ髪を整えてきたら?と、
業を煮やした局のヘアメイクさんに促されてしまったので、
さすがにまずいか・・・と、およそ2カ月半ぶりに美容院に行ってきました。

実は、ヘアメイクさん泣かせの私の髪。
よく言えば健康、悪く言えば頑固な直毛なのですが、
へんてこな生え癖ゆえ、髪が右方向に流れて左右対称にならないわ、
顔周りは前へ前へ向かって生えていて
前髪はセットしてもらってもすぐだらりと垂れてきてしまうわで、
素直に見えて意外と攻略が難しいそうでなんです。

よく「髪は人を表す」という言葉を耳にしますよね。
芯のあるしっかりした髪の人は力強さがあってエネルギッシュだったり、
柔らかな髪の人はふんわり優しい雰囲気だったり。
触った髪の印象と本人のイメージが合致することが多いというのは、
ヘアメイクさんたちからもよく聞きます。

もちろん、
「直毛の人はまっすぐでクセ毛の人は癖がある」はずがないわけで、
おそらく、偶然に髪質と本人の性格が合致したときの強い納得感が
より強い記憶となって蓄積されることで、
「髪は人を表す」という「気がしている」だけだとは思うのですが・・・
「根っこはへんてこだけれど真っ直ぐ、でも変な方向を向いている」という自分の髪と
自分の性格を照らし合わせると、
なんというか、当たらずとも遠からず・・・ですね。

そんな難易度の高い髪を託せる方はなかなかおらず、
20歳のころから同じ美容院の、同じ方のもとに通い続けています。

写真1
【PHASEのJUNさんです】

髪質がなかなか変わらないのと同じように、
どんなに年を重ねても、仕事など環境が変わっても、
なかなか変わらない部分というのがあるわけで。
10年前からJUNさんとの会話は決まって、
ディープなB級映画や音楽の話。
アシスタントの方が置いたオシャレなファッション誌の上に、
さりげなく好みの映画誌や文化誌を見繕って置いてくださるあたり、
さすが、10年来のお付き合い。知り尽くしてもらっています。
パラパラとページをめくると、
この映画観たいなぁ、おぉこれは懐かしい!などと思い巡らせながら
思わずのめり込んで読んでしまい・・・
2カ月半ぶりの美容院で、改めて感じました。
私にとって美容院でのひとときは、髪だけではなく心もまっさらに
リセットする時間だったんだなぁと。

ワイルドな見た目に反して、JUNさんの髪は意外と柔く繊細だそうで。
遊び心の中にもきめ細やかなカットときめ細やかな気配り。
やっぱり「髪は人を表す」んでしょうか。

さて、髪も心もリセットしてもらって、心機一転!

今週もラスト1日、オンエアいってまいります。

写真2
【今週の衣装は、AMACA(月)、Sinequanone(火・木)、Rene(水)のワンピースでした。
今日は、Reneです♪】

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