生まれる時代、間違えたかも
2013年05月29日

「アメリカ人のおばあちゃん化」が著しい、近頃の私です。
お散歩好き、コーヒーや紅茶にクッキーが好き、というのは
前からですが、ここのところハマってしまっているのが、

ケリー&アステア。

なんのことか、お判りでしょうか?
知っている方は相当レトロなご趣味をお持ちかと。

はい、これからマニアックな話をします。

20世紀のアメリカ映画を代表する映画会社といえば、MGM。
ミュージカル映画が全盛期を迎えた1950年代、
このMGMの2大看板としてブームを盛り上げていたのが、
ジーン・ケリーとフレッド・アステアという
ふたりの俳優です。

ジーン・ケリーの代表作といえばなんといっても、

写真1

「雨に唄えば」。
幼いころから大好きな映画です。
『Singin’ in the Rain』のメロディは
誰もが知るところですが、この表題歌にのせて
雨の降りしきる中、満面の笑みでタップを踊り唄うシーンは、
いつ見ても心躍ります。
私は多少の雨なら傘をささず楽しんでしまうたちなのですが、
このシーンが好きなことに起因しているのかも。
(キューブリックがこの曲を残酷なシーンで象徴的に使った
「時計仕掛けのオレンジ」を観てしばらくは、
純粋な気持ちで聴けない曲でもありましたが)
他にも名曲だらけで、
サイレント映画からトーキー映画への変遷期を描いたストーリーも、
ただただハッピーでカラフルで大げさなリアクションと展開ばかりの
この時期のミュージカル映画にしては珍しく(?)
しっかりしていて楽しめるんですよ。

なんとなく気分が上がらない時に、
動画サイトで「雨に唄えば」のクリップを観て元気をもらっていた時、
その流れで目に留まったのが、関連動画にリストアップされていた
フレッド・アステアの華麗なダンスシーン。
思わずDVDを購入してしまいました。

写真2

「バンド・ワゴン」。
物語としては微妙なところはありますが、
バレエ・ダンサー役の女優シド・チャリースとのダンスシーンは
今も色あせず、モダンでシックでかっこいいんです。

マイケル・ジャクソンの「スムース・クリミナル」の
ミュージック・ビデオ、見たことありますか?
白いスーツを纏ってマフィア的組織のアジトに潜入しダンス、
という感じのあれです。
この映画「バンド・ワゴン」のアステアをかなりお手本にして、
オマージュを捧げているんです。ご存知でした??

と、好きな映画の話をしだすと止まりません。私。

軽やかで表情豊かなジーン・ケリーも、
優雅でしなやかなフレッド・アステアもいいなぁ~と、
今ならアメリカ人のおばあちゃんと話が合いそうです。

レトロといえば、

写真3

ちかごろ、母が自分と同じくらいの年に着用していた
スカーフを身にまとうのも、最近のマイブームです。
昔のものって、なんだか落ち着きます。

Fred Astaire “That’s Entertainment”

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