Cut the Chord
2012年08月10日

毎日毎日、まっすぐ家に帰って、オリンピックを観ています。
学生時代も体育会系の部活には所属していませんでしたし、
スポーツには縁もゆかりもない私。
こんなに一生懸命になってオリンピックを観たのは、
27年生きてきて、恥ずかしながら初めてのことです。

選手たちの頑張りを見ていると、
「お願い!」「がんばれ!」と、胸の前で手をギュッと組んでしまうんですよね。
ぐぐっと戦いの舞台に入り込んでしまいます。
その時テレビに映る観客が同じように拝んでたりする。
あー、いま世界のいろんなところで、同じ思いがこだましてるんだ・・・。
そんな風に感じて、勝手にいつもジーンとしています。

喜び、怒り、悲しみ、やりきれなさ、うれし涙、悔し涙、笑顔・・・。

「国民の皆さんの為にも、強い気持ちで望んだ」と、
晴れやかな表情で堂々と語った内村選手。
「悔いはない」と、
全てを飲み込んだような表情で言い放った、北島選手。
「みんなに笑顔を見せられて幸せ」と、
くしゃくしゃの笑顔でかみ締めた、小原選手。

剥き出しの感情と言葉。そこから感じるのは、
今見ているのは、スポーツではなくて、
選手の皆さん一人ひとりの、「生き様」そのものなんだってこと。

本音とか建前とか、上辺とか下心とか、
そんな二層構造の世の中で、
偽りのないまっさらな姿が放つ輝きには、
すさまじいものがあります。

「わたしは人間らしく生きることが素敵なことだと思うので、
悲しい時には泣けばいいし、嬉しい時には笑えばいいと思うから
あの時は悲しかったので泣いてしまいました」
と、宮間選手。

オリンピックには、いろんなことを教えてもらいます。


The Killers “Human”

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