カメラの小池さん
2012年07月06日

このたび、学校案内パンフレットのインタビューを受けるために、
母校の中学校に行ってきました。
懐かしい先生達や校舎の雰囲気を楽しみながら、
案内された部屋に入ると、そこには広報担当の方と、カメラさん。
「カメラの小池です」と、あいさつをして下さるカメラさんをみて、
一瞬、「ん?」と、頭の中の変なところにある引き出しがうずきます。

カメラの小池さん・・・
カメラの小池さん・・・
カメラの小池さん・・・・・・・・・

!!!

「小池さん!!小学校のほうでも、カメラマンやられてました!?」
「・・・やってたけど?」
「私、小学生の時に、小池さんに写真撮っていただいたこと、ありませんか!?」
妙な言い方で、思わず口走ってしまいました。
小学校から大学までの一貫校に通っていたんですが、
中学ではなく小学校のほうで、「カメラの小池さん」がいたような気がしたのです。
え!?と、混乱したような表情を浮かべた小池さんは、
しばらくじーっと私の顔を見つめて、「あ。」と声をあげました。
「僕、イベントのたびに生徒さん達撮ってるから、これまで4000人くらい
撮影しているはずなんだけど、君覚えてるよ」
驚きのお返事でした。まさかピンポイントで、覚えていて下さるとは!
でも、おとなしかったですし、目立つタイプでは決してなかったはずなんですが・・・
「1年生の時、遠足で田んぼにはまって泥んこになっちゃった子だな、たぶん。
それと、他の子が飽きて置いてったシャボン玉液ひろって、1人で遊んだりしてなかった?
あんまりグループでいなかったでしょ?1人でマイペースにちょろちょろしてたよね」
あ、それ私ですね・・・。記憶にないけど、そのマイペースさとドジな感じは、おそらく・・・
「そういう子って群れてないから、ワンショットで映っている写真が多いんだよね」


累計4000人も撮影しているのに、写真として切り取られたイメージの中で、
1人1人、覚えているものなのだそうです。
のんびりして、むしろ紛れてしまうようなボーっとした小学生だった私を、
覚えていて下さったのは本当に嬉しかったです。

20年の時を経て(!)、またカメラの小池さんに写真を撮っていただく日が来るとは。
不思議なご縁って、あるんですね。

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