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大学出前授業「実践女子大学」で実施!祝・出前授業8万人突破!

投稿日:2016年07月12日 11:49

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この春から急増している“大学出前授業”。実践女子大学・人間社会学部では「メディア文化論」の授業の一環として、「番組制作過程研究~テレビは面白い~」と題し、テレビ朝日の社員が、様々なテーマでテレビ局の仕事や番組の構成・舞台裏などを紹介しましたTV
今回はその様子をリポートします!また、7月7日(木)には、出前授業の受講生が8万人を突破double exclamation
これからも学生の皆さんにテレビの面白さを伝えていくため、より充実した内容を目指していきますぴかぴか (新しい)

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『クレヨンしんちゃん』 松久智治チーフプロデューサー

6月2日(木)は「アニメ」について。講師は、アニメ『クレヨンしんちゃん』チーフプロデューサーのテレビ朝日、松久智治。
自身が担当している『クレヨンしんちゃん』の制作過程やを紹介。企画から放送までの流れだけでなく、ターゲット層の分析視聴率の高いテーマについても話しました。
松久講師は「毎週異なるテーマで放送しているため、テーマにはその時々の時事ネタ・流行を取り入れることが大切である」と語りました。その他、番組内に登場するキャラクターの「シートベルト着用」や「横断歩道の渡りかた、自転車に乗る時のヘルメット」など、子供番組としての配慮に関しても言及。
また放送だけで終わることなく、映画や催事、海外展開にも力を入れ、ファンを楽しませていると伝えました。
学生さんからは「3か月前からの長時間制作と旬な時事ネタを取り入れる事はどのように分けているのか?」や「アニメ制作の仕事に興味が湧きました!」などの感想が寄せられました。

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災害報道 久慈省平  災害報道担当部長

6月23日(木)は「災害報道」について。講師は、テレビ朝日報道局災害報道担当部長の久慈省平。
久慈講師はまず、『つながろうニッポン』のVTRを放映し、東日本大震災報道の反省や教訓、現在のテレビ朝日新人研修で記者に伝えている心得などを語りました。また震災時、現場の記者には“取材か救助か”という葛藤があったことも話しました。
熊本地震報道についてでは、各局の対応を実際のVTRを流しながら紹介。そこから見る、訓練の重要性を伝えました。
教室では終始真剣な眼差しで授業を聞く学生さんの様子が見られました。また「テレビ報道と新聞報道のちがい」についてでは、熱心にメモを取る姿が見られました!(「テレビ報道と新聞報道の違い」についてはコチラをご覧下さい)
学生さんからは「報道とドキュメンタリーの違いは?」や「被災者のプライバシーへの配慮は?」「なぜ同じ映像ばかりを流すのか」など、たくさんの質問が寄せられました。

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ドラマの歴史と作り方・舞台裏 服部宣之プロデューサー

6月30日(木)は「ドラマ」について。講師は、ドラマ『遺産争族』やスペシャルドラマ『叡古教授の事件簿』などを手がけた、テレビ朝日制作2部の服部宣之。
ドラマの歴史や作り方について紹介すると共に制作の裏話も語りました!
ヒットドラマの傾向について、「あの俳優が出演しているから見よう!」というキャストによるヒットから、「弁護士・医者」モノなど主人公のキャラクターによるヒットに変化してきていると話しました。またツイッタ―などのSNSもヒットに大きく繋がっていると話しました。
ドラマの今昔や制作秘話に学生の皆さんは興味津々な様子で聞き入っていました。
最後に服部講師はドラマについて、「非日常の世界。テレビ界のディズニーランドでありたい」と締めくくりました。

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技術の仕事 技術局 小山恭司

7月7日(木)は「技術」について。講師は、テレビ朝日技術局、技術戦略部の小山恭司。
VEや照明・カメラ・音声などテレビ局の“技術”の仕事を紹介。実際のロケ現場の映像を見せながら、夕方を朝に見せる方法や主人公の感情に合わせたトーン作りについて話しました。
そしてテクニカルディレクターや報道技術も含め制作技術とは、「監督・ディレクターがやりたいことを、技術力で実現するチームである」とチームワーク・つながりの大切さを伝えました。
さらに今回は特別に、テレビを持ち込み“4K”“HDR”の視聴も実施!皆さんテレビの前に集まり、画面を食い入るように見ていました!
学生さんからは「どうして撮影現場で色味を調整するの?」など、授業後にも質問が寄せられました!
小山講師は「4Kなど新しい技術の出現は、何が新しく表現できるようになるのか考え、自分のツールにしていきたい」と今後について語りました。

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ドキュメンタリー番組・歌番組etc
広報局お客様フロント部 松井英光

当講座を担当している、テレビ朝日広報局お客様フロント部の松井英光は自身の制作の経験を元に、毎回テーマを変え授業を行いました。

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「ドキュメンタリー番組の制作過程研究」では、ドキュメンタリー番組の隆盛から衰退の変遷や民放各局のドキュメンタリー番組の現状・問題点を話しました。
松井講師は「問題点のひとつに、ドキュメンタリー制作に特化した専門職の人材育成や、番組作りを伝承するノウハウの欠落が挙げられる。また制作日数が長期間に及ぶ為、制作費が高騰していることや、高視聴率の獲得が困難でゴールデン枠の放送に適合しない番組はBSやCSで放送している現実がある。しかしドキュメンタリーには、“表現ジャンルとしての魅力”があり企画・取材・構成・編集・音楽まで個人芸の世界として、大いに可能性がある」と語りました。
また授業では松井講師が過去に唯一制作を担当したドキュメンタリー『イルカが海に帰る日』を紹介し、当時の裏話から、ドキュメンタリー番組制作の難しさとやりがいを学生さんに伝えました。

「音楽番組の作成過程研究」では、『MUSIC STATION』の舞台裏に迫ったVTRを放映。その他、最近の音楽番組の傾向や“カット割り”“照明”の秘密を紹介しました。“カット割り”では、松井講師が担当したカット割りを視聴。女性アイドルグループのカット割り・演歌歌手のカット割りなどの違いを見比べました。
学生さんからは「歌番組はカット割りが重要だということを学んだ。大変さもあり難しいがディレクターをやってみたい」、「番組内で“歌の部分”で視聴率が下がることに驚いた。トークや情報コーナーという企画作りの大変さを知った」などの感想が寄せられました。

実践ブログカット写真

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実践女子大学は、授業を熱心に聞いてくれるだけでなく、感想や意見を毎回長文で寄せてくれる真面目な学生さんばかりでした!意見の中には、テレビ業界の核心に触れる事や、現在のテレビ番組への学生さんならではの見解もあり、自身の考えを持った学生さんが多く関心の高さに驚き、こちらも多々学ばせていただきました。
クラスには、将来マスコミを目指す方、そうでない方と様々な学生さんがいましたが、出前授業を通して「テレビ」、そして、人に物事を伝える事・モノづくりの裏側にあるチームワークなどを学んでいただき、講師の言葉が少しでも心に残ってくれれば嬉しいです。
これまでたくさんの小学校に伺わせていただいていた出前授業。これからは、進路について考えている多くの大学生の皆さんとお話しできる機会を増やしていきたいです。

☆「出前授業」の詳細はコチラ

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