テレビ朝日の社員、スタッフが学校に直接出向き、テレビの舞台裏を紹介する「出前授業」は今年で20周年を迎えました
2025年度の出前授業もいよいよスタート今年度の第1弾は慶應義塾中等部です
今回は慶應義塾中等部とテレビ朝日が協力して、「メディアの力を探る」という特別授業を2カ月にわたって4回実施することになりました。
この授業を選択した生徒さんは男女15人。期間中にニュース映像作品を制作、発表してもらいます
1回目の授業は4月22日(火)。
この日の講師は広報局お客様フロント部で出前講師を専門にしている久慈省平さんと田邉美樹さんの二人です
前半の授業は「ニュースができるまで」。
報道局で社会部記者や「報道ステーション」ディレクター、災害報道担当部長などを担当してきた久慈さんは、VTRを見せながら、たくさんの情報の中からどのようにニュース項目を選ぶのかを解説
「ニュースで大切なことは速さ、正確さ、分かりやすさ」であることや、取材現場での記者の裏話などを披露しました。
さらに、ニュース映像作品を作るにあたってのテーマの選び方、取材チームの態勢作りといった取材の基本について説明しました。
後半の授業は「ニュース体験」。
元アナウンサーの田邉さんが、口の開け方や、声の出し方など発声の基本を伝授
はじめは少し大人しかった生徒たちも、早口言葉で大きな声を出すとすぐに元気になりました
そして、実際のニュース原稿を使った体験授業。
時間通りに原稿を読むアナウンサー、カウントを出すディレクター、正確に時間を計るタイムキーパーの仕事を練習した後、クラスメートの前で発表。テレビ番組はたくさんの人たちの協力でできていることを学びました
授業の最後には
「事件が起きてからニュースにするまでにどれくらいの時間がかかりますか」
というプロ顔負けの質問も飛び出しました。
担当の教師からは
「授業としての完成度と質が高く、現代社会におけるメディアのあり方や役割を考えられる内容でした」
との感想をいただきました
慶應義塾中等部の皆さん、1回目の授業、お疲れさまでした
次回は「ニュース番組の作り方」と「取材と撮影の基本」がテーマです。素敵なVTRが作れるように頑張りましょう
「出前授業」は小学5年生から大学生を対象に、さまざまなカリキュラムで実施しています。
ご希望される学校はテレビ朝日HPをご覧ください。
https://www.tv-asahi.co.jp/teleasa/demae/