スタッフブログをご覧の皆さん、こんばんは。フルクサです!
2015年の元日スペシャルも沢山の方にご覧いただきました。そしてたくさんの方から貴重なご意見を数多くいただき、本当に有難うございました!
新年がスタートして早くも2週目に突入。相棒の撮影も再開し、ラストに向けての台本も鋭意作成中です!
そして来週お届けする相棒 第11話…次回予告のPRや番組ホームページで掲載しているストーリーで、内容ご存じの方が数多くいらっしゃるかと思います。少し、噂にもなっていましたね。
「米沢守、最後の挨拶」
新年早々、気になるタイトル。米沢守役の六角精児さんを撮影中に現場で突撃し、インタビューをしてきました!
珍しく鑑識の制服ではなく、スーツ姿の米沢さん。
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フルクサ:今回、六角精児が発見した新しい米沢守を教えてください。
六角さん:米沢守の「怒り」ですね。自分で「結構、米沢くんは(自分と)似ているな」と思うところがあるんですけれど…。米沢守と六角精児との違いが今回はっきりとわかりました。それは本番で撮影してみるまで分からなかったんですけれど、「米沢くんはこういう風に怒るんだな」と初めて感じました。六角精児はこうは怒らない、と。これまで淡々と暮らしてきた人(米沢)の生活が少し、垣間見えました。昔「鑑識・米沢守の事件簿」で少し描かれた部分でもあったんですけれど、今回はあの時とはまた少し違って、相棒の登場人物の皆さんと関わりながら(作品を)つくっていける台本になっていて、嬉しかったなと。
フルクサ:台本を一番最初に読んだ感想はどうでしたか?
六角さん:僕は実は台本を読んだ時に「どんな風になるのか」とかあまり思わない、というかあまり深く読み込めないというか、そういうところがあって(笑)…。自分があまり出てこない台本だと、「これは面白いんじゃないか?」とか「この部分はうまくお客さん(視聴者)に伝わるのだろうか?」とか思うこともありますけど、自分が演じている役がたくさん出てくる台本だと、自分自身わからなくなるものなんですよ。演じてみたときにどうなるかっていう事もわからない。ただ、長いこと(相棒を)やってきて、監督に任せるっていうことの意味が、少しずつわかってきたんですよね。(自分では)「今ので良かったのかな」とかって思うところもあるんですけれど、監督がOKだといえばOKなんです。当たり前なんですけれど。(作品が)その繰り返しからできているものならば、出来上がりはなかなか想像だってできないんですよ。だから読んだ時にどうなるのかもわからない。これが映像の面白い所なんじゃないかな、と。舞台のほうのお芝居は、身体でいろいろと感じながら開演から終演まで演じるじゃないですか。そこの違いってありますよね。だから今回はたくさん出てるなぁ、と思っただけ(笑)。
フルクサ:どこのシーンにこだわって撮影に臨みましたか?
六角さん:シーンでいうと、米沢の部屋に杉下さんたちが訪ねてきたシーン。「米沢の部屋での演じ方」。実はなかなか難しいシーンだぞって撮影する前から思っていたんです。なので「こだわり」というよりかは「難しい」。なにせ米沢の部屋に第三者が入って来たのは初めてだったし、上司にお叱りを受けたりすることも殆どなかったですから。それから最後のシーンは(上司の山崎係長役の)池田さんに力を頂いて、結果的にああなったって感じかな。自分が芝居をする上で池田さんの演技にとても助けられましたし、芝居は一人でする訳ではないということを改めて実感しました。あのような経験をさせていただけるのは、とても有難いです。