みなさん初めまして。CP松本でございます。
シーズン6にして初めましても何もないですが、この場をお借りして改めて「相棒」をご覧いただいているみなさんにお礼を言わせてください。
土曜ワイド劇場の一企画から始まって、連続ドラマ、そのシリーズ化、そして映画へと、「相棒」は大きく進化してきました。ここまで来ることができたのもみなさんのおかげです。心から感謝しています。本当にありがとうございます。
今日は、そんなみなさんに大変残念なお知らせをしなければなりません。
m(__)m
このたび、当HPでみなさんに永らくご愛顧いただきました人気コーナー「AP日記」が、前シーズンをもって終了させていただくことになりました。
理由は、このAP日記を書き続けてきたAP伊東がAPではなくなってしまったからです。
思えば、ドラマ班に異動してきていきなり「相棒」のAPとなってしまった彼は、苦労の連続だったに違いありません。ドラマの制作過程もわからず、撮影現場も初体験。なのに上司は何の手助けもしてくれません。それどころか、ただパソコンが使えるからというだけの理由でHP制作をすべて押し付けられてしまいます。
でも伊東はがんばりました。
朝早くから撮影現場に行き、邪魔にされながらも自前のデジカメで盗み撮りをしたり取材のセッティングをしました。
「相棒」のメインライター・輿水泰弘先生から「伊東くんの日記はつまんないね」と一言の下に切り捨てられても、めげずに夜遅くまでHPの原稿を書きました。
「相棒」らしい危ないテーマを扱うたびに、営業、編成等社内の各方面と様々な調整をするなどしてきました。
その結果、現場ではスタッフ、キャストに愛され、社内ではあつい信頼を勝ち取り、今や無くてはならぬ存在になりました。さらにネット上では“AP伊東”というキャラクターで不動の地位を築くことができました。
この夏には、劇場版の撮影時の公開イベントでついにみなさんの前に姿をさらけ出し、MCをするところまでに成長しました。
髭も伸ばしました。本人は否定していますがどうやら「24」のトニー・アルメイダを意識したようです。
車も買いました。なんとアルファロメオです。それも赤です。
でもわたくしはまだ一度も乗せてもらったことがありません。
なぜならそこは愛しの奥さんの指定席だからです。
そうです。伊東は結婚しているのです。
密かに憧れていたファンの皆さんごめんなさい。それもとても美人の奥さんです。
新婚旅行先のパリで撮った写真を葉書にしたものを受け取りました。それを見る限り、とても素敵な女性です。
でもわたくしはまだ一度も会わせてもらえません。
思わず話がそれてしまいました。
実はこのたび、AP伊東は様々な頑張りが認められ、AP(Assistant Producer)からAが取れて、晴れてP(Producer)として独り立ちしたのです。
そんなわけで、もう「AP日記」を続けるわけにはいかなくなったのです。
どうかみなさま、伊東の今回の大躍進に免じてお許しください。
伊東はみなさんに愛されたご恩を忘れるやつではありません。
きっと新しい何かをひっさげて、このHPに帰ってくるでしょう。ご期待ください!
参考までご説明いたしますと、CPというのは、A、B、Cと数えて三番目、つまりAP伊東の下のさらにまた下のPという意味ではなく、チーフ(Chief)プロデューサーの略称です。おやおや、ということは、何もかも伊東に押し付けた悪い上司というのはわたくしということになってしまいますね。
でもこんなに誉めたんだから許してください。
そしてこれからも「相棒」と伊東の進化を見守り続けてください。
■2007年10月09日 11:08


