テレビ朝日の社員が一般市民を対象にテレビの裏側を紹介する「テレ朝出前講座」。
1月26日（日）は東京都羽村市で「報道のプロが語る災害報道の舞台裏と地域の防災」が開催されました。
講師は広報局お客様フロント部の久慈省平さん。報道局ニュースセンターで災害報道担当部長やウェザーセンタープロデューサーなどを務め、防災士の資格も持つ災害・防災のプロです。

前半のテーマは「テレビの災害報道」。
地震、津波、台風などの緊急災害が発生した時にテレビ局がどのように対応しているのか、実際に放送されたニュース映像などを見ながら解説しました。

2011年の東日本大震災では津波避難の呼びかけが足りなかったため、その反省を生かして、地震訓練を重ね、最新技術を取り入れている様子も紹介。
現場取材の安全対策にも触れて、久慈さんは「災害報道に勝ち負けなし」という言葉を伝えました。

後半のテーマは「地域防災」。
羽村市には多摩川が流れる低地と、川が台地を削った河岸段丘があり、この特徴から警戒するべき防災情報を紹介しました。
2019年の東日本台風で名所「羽村取水堰」が被災した映像を見ながら、久慈さんは「川や崖から離れて、避難するタイミングを知ることが重要」と強調しました。

また、羽村市の近くにある立川断層帯によって大地震となったときや、大雨で内水氾濫が起きた際の注意点も、ハザードマップを見ながら確認しました。

参加者からは「気象庁の災害情報をどのように入手しているのか」「視聴者が撮影した映像はどのように見つけるのか」などの質問が次々に寄せられました。

テレビ朝日では「災害報道・防災講座」のほかにも、「ニュース番組の舞台裏」や「話し方・コミュニケーション講座」など、さまざまなテーマで「テレ朝出前講座」を実施しています。
ご希望される場合は、テレビ朝日HPからお申し込みください。
https://www.tv-asahi.co.jp/teleasa/d_kouza/