6月12日(水)、第63回テレビ塾を開催しました今回のテーマは
外報部・海外特派員の仕事とは?
~ウクライナ侵攻・パレスチナ問題からMLB大谷翔平まで
全世界を駆け巡る海外ニュース報道の裏側とは~
テレビ朝日のニュース・情報番組で報じる海外ニュースを扱う「外報部」、そして実際に現地を取材する「海外特派員」の仕事とはどういったものなのか。
大谷翔平選手のドジャース入団会見、緊迫する紛争地での取材などを秘蔵VTRを絡めながら、その舞台裏に迫りました
講師は、外報部の大和聡史担当部長と大平一郎デスク
司会は『ANNニュース』などを担当している林美沙希アナウンサー、モデレーターは広報局お客様フロント部の小俣貴史が担当
さらに今回は、ロサンゼルス支局の力石大輔支局長も中継で参加しました
変わる海外取材 |
◆進化する中継機材
講義では大和講師と大平講師から“より早く、より深く、より多くの人に”海外ニュースを伝える工夫について紹介。
その為には地上波放送だけでなく、テレ朝newsやABEMA NEWSをはじめとした様々なプラットフォームへの出稿をしています。
ここで大切なのが「映像」です。
199o年代はトラック1台分の機材で衛星中継を、その後2000年代にはデジタル衛星回線で海の上からも中継が可能に…
2010年代に入ると携帯電話の回線を使った中継装置が登場し、2020年代からは簡易中継装置に
かつての中継機材は大型で回線料金も高額でしたが、現在は携帯電話の回線が繋がれば世界中どこでも中継できるようになっているんですよ
「大谷翔平選手ドジャース入団会見」の裏側 |
◆チームワークで掴んだ生中継映像
ご覧になられた方も多い、去年12月の大谷翔平選手のドジャース入団会見
実はこの生中継映像をいち早く捉えたのがテレビ朝日なんです
ロサンゼルス支局の力石記者は、「その舞台裏は、約1か月ほど前の大谷選手の移籍先をめぐる取材合戦からスタートしていた」と語りました。
アメリカにある全支局を総動員し、アメリカ全土からカナダにまで取材。
ドジャース入団会見の前日には、東京とアメリカの100人以上でオンラインミーティングをし、「大谷選手の中継映像をできるだけ早く」という気持ちを統一させていたそう。
中継の映像を届ける数秒には、スタッフのこだわりとチームワークがあったことを教えてくれました
最後に… |
司会の林アナウンサーと講師の2人、力石記者から参加者・視聴者の皆さまへメッセージを送り、講座を締めくくりました
(林)いつも見る映像がいかに貴重か、そのことを改めて実感しました!
(大平)世界で起きていることは直接は関係ないように思っても、世界は必ず繋がっています!
(大和)1カットが決定的な証拠、事実に迫る入口になることも。より情報が溢れる中で、自分たちで事実に迫れる映像を入手していきたいです。
(力石)ドジャー・スタジアムにお越しの際は是非声を掛けてください!(笑)
今回のテレビ塾もオンライン開催で、全国各地から多くの方に参加頂きました
ご参加頂いた皆様、最後までお付き合い頂きありがとうございました
皆さんが普段目にする海外ニュース、その情報を届ける裏側には外報部・海外特派員の工夫と努力があることを感じて頂けていると嬉しいです
今回のテレビ塾の模様は、『はい!テレビ朝日です』(毎週日曜あさ5時放送)で放送予定です
次回のテレビ塾もご期待ください