11月19日(火)、群馬県草津町へ「テレ朝出前講座」に行ってきました
「報道番組の舞台裏」と題し、ディレクターやプロデューサーなどの経験を持つ上野敦史と、元フリーアナウンサーの田邉美樹がテレビのあれこれを語りました
田邉講師は今回の授業が出前講座の講師デビュー
草津町教育委員会のサポートのもと、フレンドリーであたたかな雰囲気の町民の皆さまにむけて、2時間の授業を行いました
会場の草津町公民館は、草津温泉のシンボル「湯畑」のすぐ近くでした
前半は、上野講師による「ニュース」についての授業
報道番組が放送されるまでの裏側を、自身の経験をもとにVTRを交えて紹介。
その後、皆さんに“ニュースデスク体験”に挑戦していただきました
テレビで放送されているニュースは出来事すべてを放送しているのではなく、ニュースデスクと呼ばれる担当者が数ある情報の中から選び放送しています
ここではある日のお昼のANNニュースで放送された7つのニュース項目を記載した紙を皆さんに配りました。
「あなたなら、どのニュースをどんな順番で放送しますか?」
ニュースデスクになったつもりで、大切なニュースの中から3つを選んで順番もつけてもらいました。
その後で、実際に放送された順番を発表。
上野講師は「ニュースデスクは、①災害、事故など“緊急”なニュース②見ている人が“興味・関心”を持てるニュース③“生活や暮らし”に関係するニュース、これらを総合的に考えて、放送するニュースを決めています。こんな事も意識して番組を見ていただくと、これからニュースの見方が少し変わるのでは」と語りました。
後半は、田邉講師の「話し方・コミュニケーション術」について
大分県でのフリーアナウンサーを経て、昨年からお客様フロント部のイベントで発声・ニュース読みの指導などを担当している田邉講師。今回、テレ朝出前講座では初めての授業となりました
「会話と言うのは、誰もが日々しているもの。どうすれば少しでも好印象に話すことができるのか。
今日はそのポイントをお伝えします!」と話し、とっておきの話し方のコツを伝授しました
人の第一印象の4割は声で決まると言われているそう
そこで大切なのが、口の形を意識すること口は丸く開けて大きく動かしましょう。
次に大事なのが、話すスピードと間の取り方。
ちょっと遅いかな、と思うくらいのスピードで、相手が頷くことができる、入ってこられるくらいの
間(ま)を意識してみて下さい
一方的に話さない、相手の事を思って話してみるだけで、グンと感じの良い話し方になりますよ
こんな事を意識しながら、2人1組になって、自己紹介
1人約90秒の中で、名前・今日受講したきっかけ・趣味・好きな食べ物などを話してもらいました。
草津町の皆さんは大変コミュニケーション上手
笑顔や笑い声があふれ、とても盛り上がる時間となりました。
最後に田邉講師は、話す側だけでなく、聞き手のポイントも紹介。
「“へ~!”(共感)や“なるほど”(同意)などの相槌があると会話がさらに盛り上がり、話している人は嬉しくなります。ぜひご家庭でも実践してみて下さい!」と締めくくりました。
ご参加いただきました皆さま、終始積極的な姿勢で授業を聞いてくださり、ありがとうございました
この日お話した内容が、これからの皆さまの暮らしに少しでもプラスになってくれれば大変嬉しく思います
次回のテレ朝出前講座は、11月30日(土)埼玉県吉川市で開催予定です
◆ 講師デビュー・田邉美樹より◆ |
「草津の皆さんが、終始笑顔で楽しそうに受講してくれているのを見て、講師デビューだった私の緊張も一気にほぐれていきました。話し方のポイントを実践する前と後では、皆さんの声の出方、表情もグンと良くなり、これからさらにコミュニケーション上手になっていただけると思います。また、笑顔いっぱいの皆さんにお会いできるのが楽しみです!」
◆◇◆◇参加者からの感想◆◇◆◇
●どんな風に番組が作られているのかを知り、ニュース報道の大変さを知りました。
●たくさんの人が朝から分刻みで動き、ニュース番組が作られていることが分かりました。コミュニケーション講座、楽しく聞けました。もっと時間を取って深く掘り下げて色んな事を聞きたいと思いました。
●田邉さんのお話が楽しくて、とってもためになりました。
●自分がプロデューサーやディレクター、デスクだったら、こんな番組やニュースの順番をこうしよう!などを考えたり、このニュースのニュースデスクは何でこの報道を一番に持ってきたのか?と、ただそのニュースを見るだけでなく、本当に伝えたい事は何か?考えてみるようにします。
●効果的なコミュニケーションの取り方、今日から職場でも家庭でも役立つと思いました。
●田邉さんの講座は自分達にも身近なことで参考になり、楽しく参加できました。今後の生活にも取り入れてみたいです。