テレビの大事な要素って何でしょうか?
ステキな出演者、斬新な企画コンセプト、正確で迅速なニュースと情報・・・。
そして絶対に外せないのが〝見せ方″ 演出と美術デザインです。
3月10日に放送ライブラリーで行われたセミナー「Mステの舞台裏とセットデザインのこだわり」では、番組での実例をお見せしながらそのヒミツを解き明かしました。
前半では『Mステ』演出の藤沢浩一と美術デザイナーの井磧伸介が、OA映像やセット図面などを使いながら〝楽曲の見せ方″を解説。
曲の世界観をどのように形にしていくのか、Mステならではの工夫・こだわりが具体的に語られました。
『Mステ』の舞台裏をここまで明かしたのは初めてです!
後半は、3人のデザイナーが番組のジャンル別にテレビ美術について説明し、セット建て込みの様子も映像で紹介。
クイズ形式の変化に伴うセットの変遷、最新のCG技術で作りだした昭和60年代の風景、時代と共にあるニュースのセットデザイン、小道具や衣装、デザイナーの発想の仕方など、まさにアーティストにして職人ならではの〝美術のこだわり″が披露されました。
お客様は、終始、身を乗り出すようにしてスクリーンを見つめ、登壇者の言葉にうなずき、笑い声も質問も相次ぐイキイキとして濃密な時間となりました。200人の募集に対し約700人にご応募いただいたそうです。ぜひ、またの機会にご参加ください
このセミナーは、放送ライブラリーで行われている「テレビ朝日 デザインのシゴト展」に連動して行われました。テレビ美術のこだわりを目の当たりにできる企画展(入場無料!)ですので、ぜひお出かけくださいね
4月7日まで開催中です