6月14日(木)、東洋大学に「出前授業」に行って来ました
今回のテーマは「伝説のフロアディレクターが語るテレビ論」!
講師は、数々のテレビ朝日のバラエティ番組に携わる岩本浩一さん。
“岩本流フロアDの魅力”から、バラエティ番組のこだわりや舞台裏までを語る授業
その様子をリポートします
大学時代からAD(アシスタントディレクター)のアルバイトをしテレビ業界に携わってきた岩本講師。
制作会社に入社後も28歳までADとして経験を積み、その後様々な番組のD(ディレクター)、FD(フロアディレクター)、P(プロデューサー)を担当してきました。
岩本講師が特に興味を持ったのが、スタジオの進行役・FD。現在でもPとして番組に携わりながら、新番組の立ち上げや特番ではFDとして現場を取り仕切っています
「私がFDになったのは、”現場にいたい!演者さんの近くで作業したい!!”と強く思ったからです。スタジオの流れを台本通りに進行していく重要なポジション。進行していく中では、カメラに映らない所もフォローします。例えば、カメラに映っていない所で泣いている出演者さんがいたら、インカムを使い、スタッフに伝えます。他にも生放送だったら、時間の配分を考えて指示を出す。その為に欠かせないのが、カンペとストップウォッチ。とにかく、スタジオ全体を見ているんです!!」
ここでは実際に使用しているカンペとストップウォッチを見せてくれました
このストップウォッチには時計算用の特別な電卓機能もあります
実物のカンペを見るのは初めての学生さんが多く、皆さん興味津々な様子
カンペはアプリを使ってipadで出すこともあるそうです!
岩本講師は他に、「バラエティ番組」のこだわりや大変さについても紹介。
クイズ番組の解答の裏取りから、街頭撮影時の道路使用許可など、バラエティの制作はやる事がたくさんあります
「バラエティ番組ができるまでは、ひとつひとつの積み重ね。ADとDが入念に下見をしたり、許可を取ったり。タレントさんが動く可能性を考えるシミュレーションも必要です。私はADからやってきましたが、バラエティ番組作りは簡単そうに見えて、作るのが難しい。そういう事も考えて今後番組を見てもらえたら」
学生さんは真剣に聞いてくれながら笑い声も上がり、素直な反応の見える充実した出前授業でした
今後もこのように、楽しみながら「テレビの面白さ」を伝えていけたらと思いますし、若い皆さんの将来の選択肢に「テレビ」が加わってくれたら嬉しいです。
出前授業は小学校5年生以上を対象に実施しています。お申し込みなど詳しくはコチラ。