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越谷市でオトナ出前講座「『人生の楽園』番組制作の舞台裏」

投稿日:2016年11月22日 15:44

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11月19日(土)、越谷市市民活動支援センターでオトナ出前講座を開催しました。
今回の講師は『人生の楽園』(土曜夕方6時~放送)の森川俊生プロデューサー。番組の主人公選びや制作過程、“楽園流”のナレーションについてなどを語りました!

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受講生は、越谷市のまちづくり講座“地域で生かそう第2の人生”を受講している約50名。あいにくの天候でしたが、森川講師からここでしか聞けない話をたっぷりと聞きましたexclamation
番組の放送当時からご覧いただいている方、晩御飯の家族団らん時に欠かさずご覧いただいている方など、多くの“楽園ファン”の方がいらっしゃいましたわーい (嬉しい顔)

主人公選びのポイント

 2000年に放送をスタートし、今年で17年目、放送回数800回を超えた長寿番組『人生の楽園』。生き生きとした第2の人生を送っている方を、美しい風景や美味しい食べ物と共に紹介している番組です。
ではその番組の核となる主人公は、いったいどのようにして選んでいるのでしょうか。
森川講師は「主人公選びは番組制作の中で最も大切である」と選定のポイントを4つ挙げました。

1 (one)セレブでない人 …視聴者の共感を得られる人を!
2 (two)何かに挑戦している人 …生き生きとしている姿を見たい!
3 (three)地域とつながっている人 …煩わしさも充実感に!
4 (four)活動が“テレビ的”な人 …画になるテーマは見ごたえがある!

また放送開始からもっとも変わってきたのが、主人公の“住まいの形態”だそうです。
Iターン」・「Uターン」・「移住せず」にほぼ分類できますが、最近は『夫婦の別居⇒二地域居住』という形もあるとのこと。“別居”と聞くと少し驚いてしまいますが、森川講師は「二つの地域を行き来しながら、うまくやっている“円満別居”です。夫は田舎へロマンを求め、妻は今の地域でのつながりを大切にして地元に残るというパターンです。これも第2の人生です。番組の放送開始から、主人公の住まいのスタイルも大きく変化してきました」と話しました。

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“楽園流”のナレーションスタイル

 森川講師は番組の最大の特徴を「ナレーションのスタイルが独特であること」と説明。
独特のスタイルとは、番組のナレーションを担当する西田敏行さんと菊池桃子さんの掛け合いだけでなく、西田さんが主人公と会話をしているようなやりとりを加えていることです。
森川講師は「このようなナレーションにすることで、視聴者に“自分もそこにいるような感覚”を持ってもらえるようにしています」と“楽園流”スタイルを語りました。

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 またこのナレーションの味わいには、西田さんと菊池さんの力に大きく助けられているとのことexclamation
「アドリブもしばしば入る西田さんのナレーションは名人芸で、菊池さんは人柄が伝わってくるような温かい語りをしてくれます。番組の魅力は、お二人のナレーションによって支えられています。」

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テロップの効果

森川講師は最後に、意識しないとなかなか気が付かない“コメントフォローテロップ”について話しました。
様々な番組で、出演者が発言したコメントがテレビの画面上に文字として出ているのをご覧になっているかと思いますが、『人生の楽園』では、このコメントフォローテロップは最小限にしているとのこと。
その理由について森川講師は「コメントフォローテロップは、入れると聞き取りやすいですが、“臨場感”が下がってしまいます。映像を重視している『人生の楽園』は入れすぎないことで“臨場感”のアップを狙っています」と語り、実際の番組映像を紹介。
受講生の皆さんは、大きく頷きながらテロップの効果を実感していましたexclamation今後テレビを見る際、ちょっと気にしてみて下さいTV

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質疑応答では、「“主人公候補”はどうやって探してくるのか」など核心に触れた質問もあり、受講生の皆さんの、番組への関心の高さがうかがえましたひらめき

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◆◇◆◇受講生の感想◆◇◆◇

●内容(テレビ番組を作る過程など)が良く説明され、“なるほど”と頷けました!森川講師に親近感がもて、とても聞きやすかった。
●テレビ映りやテロップの入れ方など、裏話が面白かった。出演後の主人公のその後が気になります。
●市民活動から端を発し、メディアが注目する人材が発掘される過程が興味深く、日々の生活を頑張ろうと思いました。
●いつも見ている番組の制作決定までの裏話や苦労話等、とても興味が湧きました。夫婦の仲の良さだけでなく、喧嘩姿や地域との問題などを解決する姿も見てみたいです。

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