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大学出前授業「BS・CSと地上波の違い」/駒沢大学

投稿日:2016年07月20日 17:12

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7月14日(木)、駒沢大学と実践女子大学で出前授業を実施しましたexclamation駒沢大学は、グローバル・メディア・スタディーズ学部の約400人が受講。
講師は、駒沢大学出身で元アナウンサーの藤井暁と、数々の番組を手掛けてきた松井英光。
藤井講師は「魅力的な話し方」、松井講師は「BS・CS研究」をテーマに講義を行いました!

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◆目指せ!「魅力的な話し方」

まずは藤井講師から「伝わる話し方」「豊かな表現力」を身に付けるためのポイント、7つを伝授!
受講生の多くは1年生とのこと。就職活動や社会人になるのは少し先ですが、アルバイト先で、授業の発表で、友人関係で役に立つことばかりを教えてもらいましたexclamation
皆さん熱心に書き留めていましたが、おさらいですひらめき

1 (one)簡潔に
結論から先に述べ、簡潔に短く話すよう努めましょう。
2 (two)具体的に
五感を駆使しよう。数字などのデータ・情報、自分の体験などを盛り込み、相手が話の内容を映像化できるように話しましょう。
3 (three)ボキャブラリーを増やす
日常生活やニュースの話題などから、日頃使わない言葉、知らなかった言葉を書き出し言葉のレパートリーを広げよう。
4 (four)上手に話そうと思わない
気楽に話すことで、必要以上に緊張せずにイキイキとした自分を見せることができます。
5 (five)たった1人に話しかければそれでいい
たくさんの人に話しかけようと思わず、たった一人の親しい友人に話しかける気持ちで。
6 (six)“おもてなしの心”を意識する
自分の言いたい事よりも、相手が聞きたいと思う事を想像して伝えましょう。
7 (seven)挨拶プラス アルファの習慣
挨拶だけで終わらずに、プラス アルファの会話を意識しましょう。

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◆CS放送の現状と問題点

CS放送の番組制作経験のある松井講師は、衛星放送の歴史を紹介。そして現状について、「CS放送は、番組制作費が地上波の約10分の1以下。オリジナルコンテンツを制作するためのコスト増に対応するには、市場拡大による成長性確保が急務である」と語りました。

またこれからの放送で魅力的な番組を創る方法を3つ挙げました。
●地上波にはない、マニアックな尖った内容
●コアなファンの満足度を評価できる視聴率以外の指標を導入すること
●少ない制作費を補充するためのDVD販売などのビジネススキーム

その上で「自由な発想の実現のために、豊富な経験と人脈が必要である」と話しました。

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◆「作り手」に求められるモノの違い

地上波とBS放送とでは、制作者に求められるモノが違います。

地上波では番組の「高視聴率維持」のため、人気俳優やキャスターなど旬な有名人を配置します。構成は、テンポが速く「短くて分かりやすいトーク」を連続させ、とにかく明るいセットと照明にするなど「視聴率」を確保するための演出をしています。

一方BS放送では、番組の「クオリティー維持」のため、ゲストに有名性・旬は求めず、「普遍性・多様性を大切にします。構成では、地上波にない「長いカット・深いトーク」へ誘引し、ゆったりとした落ち着きのあるナレーションと照明で重厚感や安心感を演出しています。

 

◆番組を比較してみよう!

授業では、実際に松井講師が携わった地上波・BSの2つの番組を視聴。2つの番組はどちらも、“ゲストのオーダーした料理を提供する”という同じコンセプト。

視聴後、学生の皆さんに違いを聞いてみると・・・

「地上波は明るいけど、BSは暗くて地味」「地上波は笑いが入った万人受け」
など皆さん違いを的確に捉えてくれていました!

松井講師は「この番組、地上波では5、6台のカメラで撮影するが、BSでは1台。これは制作費が違うからです。その結果としてBSではゲストの深いトークが可能になり、素顔に迫れます」と内容面の相違にも言及しました。

授業後にも松井講師のもとへ質問に来る人や、テレビ業界に興味のある人もいるなど関心の高い学生さんばかりで、活気あふれる授業でしたぴかぴか (新しい)

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