6月14日(火)、昭和女子大学にて大学出前授業を実施しました講師はテレビ朝日広報局広報部長の松木真也。
「ニュースがテレビで放送されるまで」をテーマに、VTRを交えながら授業を進めました。
講義を行ったのは、メディア教育(駒谷真美准教授担当)の一環、初等教育学科の授業の一コマ。クラスの学生さんの多くは、卒業後、教育の現場で働く事を目指し勉強しているとのこと
松木講師は、以前小学生向けに行った出前授業について当時使用した資料を配布し、小学5年生の社会科の「情報と社会」というテーマに沿って、“ニュース項目はどうやって選ばれているのか” 等、実際のニュースの制作・放送の過程を、いかに小学生に理解してもらおうとしたかなどを説明。
将来子供たちと“テレビ”について話す時の為にも、皆さんメモを取りながら熱心に授業を聞いてくれました!
他にも松木講師の社会部時代の話や放送に至るまでの舞台裏など、ここでしか聞けない話も・・・
学生のみなさんは興味津々な様子で聞き入っていました!
また授業では、実際にアナウンサーが使用した原稿を配布し、学生はニュース映像と合わせながら原稿読みに挑戦アナウンサーの読むスピードについていけないなど苦戦しながらも、積極的に参加してしてくれました!
学生さんからは、「ひとつのニュースには、たくさんの人が関わって私たちの元に届いていることが分かった」や「放送時間までに予定されているニュースが間に合わなかったら?」など授業の感想やテレビニュースについての質問が寄せられました
最後に松木講師は「ニュースは実際に記者が取材し、アナウンサーが話して放送されるまで、その後ろには大勢の人が関わっています。また、テレビニュースの背景にはしっかりとした取材があり、その上で人に伝わりやすいよう工夫しています」と講義を締めくくりました。
◆◇◆◇◆ 受講生からの感想 ◆◇◆◇◆
●一つのニュースが私達の元に情報として届くまでに、取材、編集、確認など様々な作業を大勢で分担して行っているということや、いち早く情報を得るために24時間現場の近くで待機しているなどの背景かあることを学んだ。
●今日の講義で学んだことは、番組制作には大勢の人が関わっているということです。仕事を何種類にも分担して、その道を極めるからこそより良いものが作れる。どんな仕事をするにも役割分担は必要だ。分けるからこそ責任感を持ちやりがいを見つけることができる。また、様々な資料に目を通し、常に勉強しているところが印象に残った。保育士も子どもと共に学ぶことが大切であり、そこはどの仕事にも共通しているところだと感じた。
●重要なニュースから順に報道していることを初めて知りました。 また、子どもでもわかりやすいパンフレットや映像がありとても良いと思いました。私が教員になったら積極的に、そのようなものを子どもたちに見せたいと思いました。
●普段見るニュースがどのようにできているのか、誰がどのように働いて報道が成り立っているのかを学ぶことができた。また、普段は小学5年生向けの教材を今回そのまま使ったということで、一度に映像を見せてから解説をするのではなく少し見せてはその都度その部分についての説明をしたり、イラストがあるプリントを用いるなど、子どもたちに授業を行うときにどのようにするとわかりやすいのかということを学ぶことができた。
●今まで何となく見ているテレビでしたが、いつも目にするアナウンサー、記者の方だけではなく大勢の人の努力によって放送されていることが分かりました。また今回の授業を通じてホットな情報を正確に瞬時に集め、国民に伝えることはとても大変なことだと思いました。これからテレビを見るときは今日学習したことを思い出しながらいつもと視点を変えて見てみたいと思います。