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「東日本大震災から三年半…今、ボクたちができること」メディアリテラシー番組制作体験 

投稿日:2014年09月18日 02:01

テレビ朝日広報局お客様フロント部では、情報・総合学習支援の一環として、
「館内見学」「出前授業」「オトナ出前講座」など様々な活動をおこなっています。

 

そして、東日本大震災から三年半の時が経ったいま、
メディアリテラシー活動のひとつとして、「ボクたちの番組作り~東北に元気を!~」というプロジェクトをスタート。

被災地とそれ以外の地域との乖離が進む中、首都圏と東北の学生が「我々は何を伝えるべきか」を念頭に置きながら「生きる活力を与える!!」をテーマに10分間の番組を作ります。

 

今回参加してくれた学生は3チーム。

各チームどんな番組を作りたいのか、先月から企画を考え、構成を練ってきましたが、いよいよその構成を形にしていくロケを9月17日~19日の3日間で行っていきます!

まずは参加メンバーと番組作りへの思いを紹介♪

 

■宮城大学 事業構想学部デザイン情報学科 茅原研究室の学生の皆さん

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私たちは震災を振り変えるのではなく、今現状の問題から未来に向けての番組をつくりたいです。
ある米農家の方が、津波で土の質が変わってしまい、震災以来お米ができなかったのですが、今年ようやく収穫ができそうだという話を聞き、そんな米農家に密着したドキュメンタリーを撮りたいと思っています。

 

■東北工業大学 ライフデザイン学部 猿渡研究室の学生の皆さん

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私たちは被災した側のチーム。助けてもらう時期から自分たちで立ち上がらなければならない時期にきていると思っています。
そこで、私たちから何かを発信(挑戦)できないか…とみんなで話合い、「ドミノ」をコンセプトにしました。被災地の各所でみんなでドミノをつくり、その映像をつなげてひとつの作品にすることで、つながりを感じられるドラマにしたいと思います。

 

■東京大学大学院情報学環の学生の皆さん

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「東北の人たちに元気を」というテーマで考えたときに、被災地の子供たちに「楽器を贈る」という形で支援している団体とその楽器を手にした子供たちを取材したいと思いました。
また、支援している人たち自身も「東北の子供たちから元気をもらっている」ということを伝えられる番組を作りたいと思います。

 

17日は、取材の心得を学ぶため、東日本放送・報道部 佐藤純哉記者に来てもらいました。

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震災以来、被災地の取材を続けている佐藤記者は、明日ロケに出かける学生たちに
「今歩いている土砂の下には今もなお行方不明の方の遺体が埋まっているかもしれない…」
そんな思いを持って現地入りしてほしいと切り出し、佐藤記者がこれまで取材した中でも一番過酷だったという、たくさんの児童・教員が津波に襲われた小学校の遺族を取材したVTRを見ました。

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「この取材も、小学校に毎日通い、誠意を見せることによって少しずつ話をしてもらうことができましたが、カメラを回させてもらうことができたのは半年後。『この人であればきちんと伝えてくれるだろう…』と思ってもらえるような信頼を築くことが大切。遺族だけでなく、今も傷を抱えている人はたくさんいます。君たちはこういう現場に明日行くんだということを覚えておいてください」と話しました。

DSC00135また、今回の番組作りは「被災地の人を元気にする」というテーマ。佐藤記者は番組作りでもっとも大切なのは「構成」だといい、

「番組を作るときは必ず『狙い』や『裏のテーマ』も考えています。『見た人に何を感じてもらいたいのか』『何を伝えたくてどういう番組をつくりたいのか』をしっかり考えてみてください」と話しました。

 

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佐藤記者の話から、各チーム翌日のロケに向けて最終打ち合わせ。

意見を出し合い、構成を練っています。

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 いよいよ18日は各チームそれぞれロケに出かけ、取材してきます!!

 

 

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