「出前授業@テレ朝」が、2014年2月1日で9周年を迎えました
「9周年記念授業」を受けたのは「新宿区立鶴巻小学校」5年生の児童18名。
報道局ニュースセンター経済部・柴田広夢さんが講師を務め、「ニュースが出来るまで」や「経済部記者の仕事」「ニュース原稿を読んでみよう」などをテーマに授業が行われました!
◆ ニュースができるまで |
まずは、大切な情報をみなさんに伝えるために、テレビ局がどのようにニュース番組を作っているのかをVTRを交えて紹介。
ニュースといっても1日の中で扱われる番組が決まっているので、時間の制限があります。
では、「ニュースを選ぶ基準」は一体どんなことでしょう?
柴田講師の問いかけに、元気よく1人の男の子が
「その季節にあったニュース!」
と答えてくれました。
授業の日はちょうど節分の日。柴田講師が「そうだね!今日は節分なので、きっと恵方巻きのことなんかもニュースに出てくるんじゃないかな!」と話すと、家に帰ってからニュースを見るのが少し楽しみになったような様子でした♪
ほかにも「政治!」「天気!」などと答えてくれましたが、みんな正解!
災害、事件、事故などはもちろん、生活や暮らしに欠かせないニュース、季節のネタなど・・
みんなの関心のあること全てがニュースになるのです。
◆ 記者の仕事 |
報道局の中にもざまざまな部署があるのですが、柴田講師が働く「経済部」の仕事は、電機、自動車、食品などのメーカー、通信会社などなど広範囲に及びます。
たくさんのことを扱っていますが、柴田講師は「流通」「情報通信」「ゲーム」「貿易」の分野を担当しています。
ここで、実際に柴田講師が取材し放送した2つのニュースを見ました。
1つは記憶に新しいデパートやホテルの「メニュー表示偽装問題」。
日本橋高島屋からの中継を取り上げました。
デパートでは最初となる発表があり、柴田講師は会見を聞いた直後、実際のお店に向かいすぐに取材、お客さんのインタビューをして、原稿を書き、夕方の『スーパーJチャンネル』で「中継」しました。
このように、ついちょっと前に起きたこと、いま起こっていることをその場から映像で伝えるというのが、テレビの特徴の1つである「速報性」なのです。
2つめは1月2日に放送された「福袋&初売り」のニュース。
渋谷109、上野松坂屋、銀座松屋の3つの商業施設の様子が映し出され、福袋争奪戦の様子が愉快な音楽とともに放送されています。これは、「企画」として放送したもの。
あらかじめ予定していたものなので、3人の記者が協力して各取材先とどんなところを撮影するのかなどを打ち合わせし、当日取材をして、原稿を書いて、編集し、放送しました。
こうした形でニュースを分かりやすくして伝える「企画」ものもテレビの特徴の1つです。
こういった日々の取材から、時にはスクープに繋がることもあるそう。
常にアンテナを張り巡らせ、取材をする。そして、何よりも周りの人との協力・チームワークが大切なのだということを話しました。
◆ ニュース体験 |
後半はニュース体験!
フロアディレクターになりきって10秒前!8・7・6・5秒前!
実際に使われた原稿をみんなで声にだして読んでみたり、
2人ずつアナウンサー役とディレクター役に分かれ、本番さながらに体験してもらいました!
体験のあとの表情はみんなどこか誇らしげ
みんなとっても上手にやりきってくれて私たちもびっくりすると同時に楽しんでくれて嬉しかったです
今日の授業をきっかけに、少しでもテレビに興味をもって見ていただけると嬉しいですね