あっという間に手袋&マフラーが手放せない季節になりました
なんだか今年は季節の移り変わりがとっても早いような…
毎朝、部屋の窓を全開にして空気の入れ替えをすると、ひんやりと冷たい空気が心を晴れやかにしてくれます
今回は、業界用語第2弾です(第1弾はこちら!)
突然ですが…想像してみてください
あなたは今、スタジオの番組セットにいます。
すると、あるスタッフがこんなことを言いました。
『このイス、わらってくれる?』
“わらう”=笑う??
イスを笑う??
「イスを見つめて笑ったらいいのかしら?」なんて
頭の中でハテナが飛び交ってしまいます
実はこれ、
『撮影などの作業に邪魔なものを片付けたり移動させたりする』こと
注)「ワハハ」と声を上げて笑ってはいけません。
いろいろ調べてみましたが、語源は諸説あるようです
もともとは道具の一部が緩んでいる状態を、
「ゆるくなってガタガタしている」=「わらう」と言っていた。(疲れた膝がガクガクすることを「膝がわらう」と
言うのと同じ)
ガタガタしている道具=わらっている道具は片付けなくては
いけませんよね?
そこから片付けることを「わらう」というようになった。
置いてあるものを「取り払う→とっぱらう→わらう」と変化した。
「せっかく用意してもらって申し訳ないけど、使わなくなったから片付けてほしい」
⇒「怒らないでわらって許してね!」と申し訳ない気持ちを込めた。
③とは逆に「あんなに一生懸命用意したのに片付けてくれって、笑っちゃうね」
と悲しい気持ちを言ったことから
どれも納得の理由ですね
個人的には誰かにお願いする時は③の「申し訳ない」気持ちを込めて使いたいです。
これから片付け作業の増える時期、業界っぽく「わらう」使ってみてはいかがですか?